トヨタは1日、ジュネーブショーで新型クロスオーバー車両『C-HR』を世界初公開した。2016年はニュルブルクリンク24時間にも参戦する注目の車両だ。
C-HRは、トヨタ独自のデザイン表現により、軽快さと力強さを融合させた個性あるスタイリングを実現。意のままの走りを実現する走行性能のほか、アイポイントの高さを活かした見通しの良さや、最適なドライビングポジション、優れた安全性などクロスオーバーに求められる基本要素に加え、高い環境性能も追求しているという。
また、C-HRは先日発売されたプリウスでも採用されている、トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ(TNGA)を採用。環境性能はもとより、高い操縦安定性、快適な乗り心地、ドライバーの意のままにクルマが応答するクルマづくりを目指して開発されている。
気になる発売時期は、日本では2016年内に、ヨーロッパでは2017年初旬からスタートするという。欧州仕様では1.8リッター直4を積むハイブリッド、1.2リッター直4ターボ、2リッター直4という3種類がラインアップされる。1.2リッター直4ターボには、6MTも設定されている。
このC-HRは、コンセプトモデルがTOYOTA GAZOO Racingの手により5月末に開催されるニュルブルクリンク24時間にも挑戦する予定。クロスオーバー車でのニュル挑戦は過去にあまり例がないが、今季トヨタはニュル挑戦10周年を迎え、それを記念した新たなチャレンジとしての参戦となる。