トロロッソF1チームは1日、2016年のF1マシン『STR11』に採用する新カラーリングを披露した。
新車で臨んだ初回の合同テストを暫定カラーリングで走ったトロロッソが、2016シーズン用の新カラーリングに彩られたSTR11をカタルニア・サーキットで初公開した。
披露されたカラーリングは、昨年までのSTRシリーズをほぼ踏襲したダークブルーをベースにしたもので、細部の配色やスポンサーのロゴなども大きな変更はみられない。唯一、変更が目立つのは、昨年まで新車発表のプレゼンテーションを仕切っていた「CEPSA(セプサ)」のロゴがみられないことで、これまでリヤウイングを真っ赤に染めていた同社のロゴは、レッドブルのオリジナルブランドであるレッドブル・コーラのデザインが描かれている。
また、チームは今シーズンから2015年仕様のフェラーリ製パワーユニットを使用するため、リヤ周辺に掲げられていた「RENAULT」に代わるロゴも姿を消したほか、コクピットサイドに描かれていた「NOVA Chemicals」のロゴもなくなるなど、昨年に比べてスッキリした印象を受ける。
ただ、チームは前回の合同テストでメルセデスに次ぐ周回数を走っており、ミディアムタイヤで記録したベストタイムも全体の11番手と上々の滑り出し。2年目を迎えたマックス・フェルスタッペンもフェラーリ製パワーユニットの印象について「トップスピードが速い」と期待のコメントを残している。