トロロッソのチームプリンシパル、フランツ・トストは、今年彼のチームにとって直接のライバルになるチームとしてマクラーレン・ホンダなど4チームを挙げた。
今年トロロッソはフェラーリと契約し、2015年型最終仕様のパワーユニットを搭載する。昨年終盤になってルノーからフェラーリへのスイッチが確定したトロロッソだが、現状に非常に満足しているとトストは言う。
「我々は競争力の高いマシンを手にしている。STR11は大きなポテンシャルを持ったクルマだ」とトストはFormula1.comのインタビューにおいて語った。
「エンジンパートナーのフェラーリには非常に満足しており、ドライバーはふたりともエンジンのドライバビリティに関してもパワーに関してもとても前向きな発言をしている。チーム自体もさまざまな手順の改善に努め、向上した。ふたりの有能なドライバーたちのために十分な準備ができたといえるだろう」
「(第1回テストで走ってみて)去年よりマシンはよくなっている。空力データから見て1歩前進しているのが分かる。開発をどこまで推し進められるのかは我々自身にかかっている。シーズンを通して我々がどの程度リソースを使うか、ライバルたちはどうなのか、という点も重要だ」
「直接のライバルは」と聞かれたトストは、今季改善が予想されるマクラーレン、フェラーリの最新スペックを積む新規チーム、ハースF1などを挙げた。
「フォース・インディア、マクラーレン、ザウバー、そしてハースだ。特にシーズン序盤はね」とトストは述べている。
2016年は理想的にはどの位置で終わりたいかという問いにトストは「コンストラクターズ選手権5位だ」と答えた。
トロロッソは2015年コンストラクターズ選手権7位。フォース・インディアは5位、ザウバーは8位、マクラーレンは9位だった。