ウイリアムズF1チームは29日、GP2ドライバーのアレックス・リンを今シーズンも開発ドライバーとして起用することを発表した。
イギリス人ドライバーのリンは、昨シーズンからウイリアムズの開発ドライバーを務め、チームのシミュレーター作業や実際にF1の公式テストでもFW37を走らせるなど幅広く仕事をこなしてきた。
彼は2016シーズンもウイリアムズの開発ドライバーとしてFW38の開発をファクトリーで支援するとともに、ウイリアムズ・マルティニ・レーシングのあらゆるマーケティング活動に参加。また、引き続きDAMSから参戦するGP2シリーズでは、チャンピオン獲得に集中することになる。
「今シーズンも開発ドライバーの役割を続けられることを非常にうれしく思っている」とリン。
「僕への変わらぬ信頼を示してくれたチームに感謝している。昨年のハードワークをもとに、引き続きF1マシンを開発するというこの機会を楽しみたいと思っている」
「僕の今シーズンの一番の目標はGP2タイトルをかけて戦うことだ。近い将来、僕が立派なF1ドライバーとして卒業するに値することを証明する決心でいるんだ」
すでにウイリアムズは、フェラーリ・ドライバー・アカデミーに在籍していたランス・ストロールを開発ドライバーとして起用しており、リンとの契約は継続されないという噂もあった。昨シーズンの働きが高く評価されていたリンは、2016年もウイリアムズのドライバーとして、GP2タイトルを目指すことになる。