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ザウバー、2016年型F1マシン『C35』を正式発表

2016年02月29日 21:21  AUTOSPORT web

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ザウバーC35・フェラーリ
ザウバーF1チームは29日、2016年のF1世界選手権に投入する新しいF1マシン『C35』を正式に発表した。

 今年もフェリペ・ナッセとマーカス・エリクソンを起用するザウバーは、引き続きブルーとイエローに彩られたマシンにフェラーリ製のパワーユニットを搭載して新たなシーズンに挑む。

 昨年はシーズン序盤にポイントを獲得し、ノーポイントに終わった2014年の低迷から大きく挽回を果たすかに思われたが、慢性的な財政難に苦しむスイスチームは徐々に失速。結局、コンストラクターズ選手権では7位のトロロッソに31ポイント差をつけられ8位に終わった。

 今年は同じフェラーリ製パワーユニットを搭載する新規チームのハースも中団争いに加わることが予想されており、ザウバーとしては熾烈を極める中団グループで確固たるポジションを築きたいと考えている。
「当然、進歩したいと考えていますし、成し遂げたい順位もあります」と、チーム代表のモニシャ・カルテンボーンは語っている。
「しかし、まず第一に中団争いに定着することが重要なのです」

 チームは、2016年カレンダーの変更で新車のデビューが遅れ、初回テストは2015年のマシンを使用することとなった。
 しかし、昨年途中からテクニカルディレクターを務めるマーク・スミスは「それほどの痛手にはなっていない」と述べ、残り4日となったテストでの新車開発に自信をみせている。

「スケジュールの変更などが何もなければ、どちらのテストにも新車で挑んだだろうが、そうではなかった。そのことに気を揉んで労力を無駄にするよりも、2016年シーズンと関連する部分がある旧車から可能な限り多くのデータを取り出すことに決めたんだ。テストの半分を新車できちんと走れれば問題はない」

 チームは先日、新たなプレミアムパートナーとしてスイスの時計ブランド「EDOX(エドックス)」を発表、同社のロゴはC35のバージボードに掲げられている。