2月29日、富士スピードウェイでスーパーGT300クラスに参戦するJLOCが、今季から投入するランボルギーニ・ウラカンGT3を日本で初走行させた。
スーパーGTの前身であるJGTC全日本GT選手権初年度から、あくなき情熱でGT挑戦を続けるJLOC。昨年まではランボルギーニ・ガヤルドLP560-4を投入し2台体制での参戦だったが、2015年にヨーロッパでデビューを果たした新GT3カー、ウラカンを2台投入するのではないかと言われていた。
他チームにも続々と新GT3カーが到着し、富士スピードウェイを中心にシェイクダウンが行われていく中、ついにウラカンGT3がJLOCにも到着。1台が29日、富士で走行を行った。すでにイタリアで“転がし”程度の走行が行われていたというが、日本では初走行だ。
この日は午前から走行を開始。昨年もJLOCのドライバーとして参戦した織戸学、青木孝行、佐藤公哉、平峰一貴、細川慎弥、山西康司という6人が集まり、交代しながらドライブ。走行2本目は大雨により走行を阻まれたが、順調に周回した。
ホワイトのボディに、カラーリングパターンが施されはじめた状態で走行したウラカンは、ガヤルドに比べダウンフォースも増えているとドライバーたちからも非常に好評だった様子だ。JLOCからは2台の参戦が予想されており、87号車も今後テストに参加してくるはず。また、ディレクション・レーシングにもウラカンが到着しているようで、近々シェイクダウンが行われるようだ。
また、この日はすでに筑波でのイベントでシェイクダウンを行ったGOODSMILE RACING with Team UKYOのグッドスマイル 初音ミク AMGも富士を走行。2台の新GT3カーの競演となった。