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レオナルド・ディカプリオ、『レヴェナント』で初のアカデミー賞主演男優賞受賞

2016年02月29日 16:42  リアルサウンド

リアルサウンド

第88回アカデミー賞授賞式でのレオナルド・ディカプリオ (c)Getty Images

 本日2月29日(日本時間)、ハリウッドのドルビー・シアターにて、第88回アカデミー賞受賞式が行われ、『レヴェナント:蘇えりし者』のレオナルド・ディカプリオが主演男優賞に輝いた。


参考:作品賞は『スポットライト』、最多受賞は『マッドマックス』 第88回アカデミー賞結果発表


 『ギルバート・グレイプ』での第66回アカデミー賞助演男優賞ノミネートにはじまり、『アビエイター』『ブラッド・ダイヤモンド』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』と、過去3度にわたり主演男優賞にノミネートされるも、これまで受賞を逃してきたディカプリオ。今回、演技部門5度目のノミネート、主演男優賞では4度目のノミネートにして、初のオスカー受賞を果たした。


 ディカプリオが『レヴェナント:蘇えりし者』で演じるのは、ハンティング中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負った上に、目の前で息子を殺され、復讐心をその胸に宿すハンターのヒュー・グラス。撮影中に鼻の骨を折るなどの体当たり演技を披露したディカプリオは、第73回ゴールデングローブ賞、第69回英国アカデミー賞など、既に22の主演男優賞に輝いていた。


 『アリスのままで』で第87回アカデミー賞主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーアからオスカー像を受け取り、壇上に上がったディカプリオは、歓声を浴びながら、「ありがとうございます」と第一声を口にした。続いて、「アカデミーに感謝します。ここにいらっしゃるノミネートされた皆さまは、信じがたい演技を示してきました」と、オスカー像を争った俳優陣の演技も賞賛。


 「トム・ハーディは兄弟のように取り組んでくれました。本当にすごい才能を出してくれました。それから、イニャリトゥ監督が過去2年間で映画の歴史を切り開きました。素晴らしい才能です。時代を超越する作品を創ってくれました」と、共演のトム・ハーディ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督にも触れながら、マーティン・スコセッシ監督、『レヴェナント:蘇えりし者』のチーム全員、両親、友人たちにも感謝の言葉を述べた。


 監督賞を受賞したイニャリトゥ監督も、自身の受賞スピーチで、「レオ、君こそが“レヴェナント”だよ。人生を注ぎ込んで演技してくれてありがとう」と、ディカプリオにメッセージを送った。(リアルサウンド編集部)