30代以上の購買客が急増する名古屋パルコ、春のリニューアルでメンズフロアも刷新

名古屋パルコが、2016年春のリニューアルを3月18日と4月23日の2段階に分けて実施する。「大人の男女に向けたトータルスタイル提案」をテーマに、名古屋初出店17店舗を含む48店舗がオープンする。

名古屋パルコがメンズMD再編の画像を拡大

　今春のリニューアルは、約3,500平方メートルが対象。消費スタイルが多様化する大人の女性に向けて上質なライフスタイルを提案するアイテムを拡充すると共に、男女・カップル消費の提案を強化する。
　玄関口である西館1階には、「ロクシタン」と「キールズ」の2店を新規導入し、既存店舗も含めてナチュラル・オーガニックコスメの大型ゾーンを形成するほか、「ロペ マドモアゼル」の名古屋1号店、MAISONETTEinc.によるカフェ併設の新業態ショッ プ「エセント/イズイットスープ」がオープン。西館2階にはパルコとジャヴァ コーポレーションが共同開発した新ブランド「ジェイストゥディオ エディット」が展開される。
　フロア全体の1/4を刷新する西館5階には、地元のメンズセレクトショップ「ラグズ」が手掛ける新店舗 「ラグズプラス」、名古屋出店の「レアセル」や「フランクリンマーシャル」が出店。名古屋パルコではメンズフロアの再編を本格的にスタートし、大人の男性に向けたオフスタイルの打ち出しを充実させることで、今春メンズファッションを強化する松坂屋名古屋店との相乗効果を図り、栄エリアにおけるメンズファッションの活性化に繋げていくという。
　名古屋パルコでは、2014～15年度にかけて「名古屋ゼロゲート」「PARCO midi」の新規ビル2館を開業し、栄エリアの集客を強化。既存3館もMDの再編を継続的に推進し、2015年度までの3年間で既存3館の合計店舗数の約7割をリニューアルした。特に大人の男女の集客を強化し、2015年度の30代以上の購買客は2桁増で伸長。入館客数も18ヶ月連続で前年を超える112.6%で伸びている。