トップへ

松本人志が「グルメハラスメント」を語る 「うまい店に連れて行っても無反応な後輩」にイラッ!

2016年02月26日 22:41  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

2月21日の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で「グルメハラスメント」の話題になったとき、武田鉄矢が思うところがあるようで、かなり吠えていた。グルハラとは、食事の席で起こるハラスメントのことだという。

たとえば焼き肉店に行ったときに、後輩は好きなように食べたいのに上司がイチイチ焼き方や食べ方を指示してくる、店の人間が『こう食べろ!』と押し付けてくるなどなど。考えてみたら、食事の席での人間関係のストレスはけっこう「あるある」なのかもしれない。(文:みゆくらけん)

「態度がでかいラーメン屋」に腹立てる武田鉄矢

武田は店のサービスについて、こんなことに腹が立って仕方がないのだとか。

・態度がでかいラーメン屋
・こだわり過ぎる蕎麦屋
・話の途中なのに、割り込んでまで料理の説明をしてくる間の悪い仲居さん
・頼んだメニューについて尋ねても何も答えられないアルバイト

「それからアレ! それからそれから!」と、けっこうな勢いでまくし立てるもんだから、思わず松本人志も「武田先生、止まらなくなってるやん!」と突っ込んでいた。しかし、そういう松本もグルハラについて熱く語っていた。

松本がまず許せないのは、食事の席にキツイ香水をつけてくる女性。確かにこれは最悪だ。カウンターでそういう女性と隣り合った日には、食欲も一気に落ちる。「喋るのに夢中で、握ってもらった寿司がどんどん並んでいくホステス」にも腹が立つという。

さらに松本は、後輩に対する怒りに言及。「おいしいものを食わせてやろう」といい店に連れていっても、ただ黙々と食べ、何も反応しない後輩の想像力や感謝のなさに憤慨した。

「ウマいもん連れてってんのに、ひとことも言えへんのって、イラ~っと。淡々と食べる後輩、イラっときますよ。かと思えば、すごい大事な話してる時に料理が運ばれてきて『うわぁ!うまそう!』とか。『喋ってんねん、今!』って」

配慮に対する感謝が見えれば、ただそれだけでいい

さらに松本は続ける。

「意外とこっちは気を使って、(相手が)後輩でも前の週行ったのに今週来てたりするんですよ、食べさせてやりたいと思って。こっちは、ほんまは一週間ぐらいしか経ってないから来たくないですよ。でも、何にも考えんと食べよって」

怒り心頭のようだが、めっちゃ分かる。結局は配慮の問題なんだよなァ。食事の席って、どうしたって「人」が出てしまう。見えてしまうのだ。

隣に座るウエンツ瑛士も言っていたが、上司に食事に連れて行ってもらった後輩は、少々大げさでも「おいしいですねー!」と喜びをみせた方が良いようだ。

理想の後輩のリアクションを聞かれた松本は、「目閉じて『う~ん』」らしい。味わいのポーズが欲しいんやと。なるほど。こうなると「めんどくさ!」という後輩の声が聞こえてきそうだが、奢る上司側は、何も見返りを期待して連れていっているわけではない。配慮に対する感謝が見えれば、ただそれだけでいいのである。

上司の顔を立て、部下にウザがられないように

MCの山崎夕貴アナも、自身が受けたグルハラエピソードを披露。それは「お偉いさん」と焼き肉店に行ったときのことだ。

「偉い方がお肉を焼いて下さるんですよ。で、その方がどんどん私のお皿に入れてきて、フードファイトしてるみたいになってきて。胃腸が弱いのであんまり食べれないのに、それも言えないし。吐きそうになるぐらい食べて」

わんこそば状態の焼肉……。さぞかしキツかったに違いない。「けっこうです」って言いたくても、やはりなかなか言えないのが後輩というものか。

しかし、こうして考えてみたら、グルハラって被害者がどっちなのか混乱してきてしまうゾ。ともかく、本来は楽しいはず(?)の食事の席。上司の顔を立て、部下にウザがられないよう、気をつけていきたい。

あわせてよみたい:グルメサイト頼みに光浦靖子が苦言「いい店は探すのではなく作るもの」