私たちが日頃着ている洋服がどのように作られているのか、意外と知らないものですよね。
ニューヨークで活躍するフォトグラファーの
Christopher Payneさんは、アメリカの北東部にある古い工場で、繊維生地の製造工程をカメラに収めました。
外観はこの通りかなり古びていますが、その中には驚くべき光景が広がります。
無数の製造機器は圧巻!
工場内はひとつの大きなフロアに、糸を紡いだり裁断する機器がズラリ。
整然としたその様子に、なんとも言えない爽快感を覚えます。
機器はアンティークな雰囲気が漂うものばかり。
故障などもあるでしょうから、維持管理もかなり大変そうですね。
それでも趣のある芸術的なまでの美しさは、年代物だからこその魅力なのかもしれません。
色彩の美しさにウットリ
繊維工場ではさまざまな色の糸を扱うので、そのカラフルにも驚かされます。
着色に使う材料もこの通り。
とんでもない量です。
カラフルな糸と年季の入った錆色の機器とのコントラストは、なんともいえない美しさ。
こんな光景が日常的に繰り返されているだなんて、なんだか信じられませんね。
スーパーに並ぶ野菜が畑でつくられているのと同じように、私たちがお店で気軽に買っている服の“サイドストーリー”を教えてくれる、素晴らしいフォトシリーズです。
Payneさんはこの他にも独特の感性で映し出した写真作品を多く発表しているので、気になる人は公式サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。
Christopher Payne
http://www.chrispaynephoto.com/
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