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DTM:F3王者のフェリックス・ロゼンクビスト、メルセデスのリザーブドライバーに

2016年02月26日 19:51  AUTOSPORT web

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他のDTMレギュラードライバーたちとともにトレーニングに励むフェリックス・ロゼンクビスト
DTMドイツツーリングカー選手権に参戦するメルセデスベンツAMGは26日、2015年のF3ヨーロピアン選手権のチャンピオンであるフェリックス・ロゼンクビストがテスト&リザーブドライバーに決まったと発表した。

 ロゼンクビストは、15年のF3ヨーロピアン選手権でメルセデスエンジンを使用し、13勝をマーク。F3マカオGPでも連覇を挙げたドライバーだ。すでに2014年12月、マカオ制覇を成し遂げた後にDTMのテストドライブの機会に恵まれている。

 今季に向けてロゼンクビストは、アメリカでインディライツに挑戦することが決まっているが、さらにメルセデス正ドライバーに昇格したエステバン・オコンに代わって、DTMのテスト&リザーブを務めることが決まった。

「メルセデスとは長年素晴らしい関係があって、チームでは家にいるようにリラックスできるんだ。もちろん、DTMのテスト&リザーブという役目は僕にとって新しい経験になる」とロゼンクビスト。

「エステバンは昨年この役目を務めていたけど、彼自身がドライバーたちをサポートしながら、DTMにデビューする準備を整えていたんだ。DTMをドライブしたければ、それ相応の用意がなければならない。これは僕がDTMのために準備するいい機会なんだ」

 また、メルセデスAMG-DTMの代表を務めるウルリッヒ・フリッツは「昨年の最終戦で、ダニエル・ジュンカデラが急な病気になったとき、リザーブのエステバンが重要な役割を果たした」とリザーブドライバーの重要性を語った。

「フェリックスはマカオのトリッキーなストリートコースで2勝を飾り、F3ヨーロピアン選手権も制してその才能を示している。彼は今季、DTMチームで価値ある経験を積んでもらうよ」