スペイン バルセロナでの2016年プレシーズンテスト4日目最終日、ハースF1チームのVF-16・フェラーリをエステバン・グティエレスがドライブ、今週のテストを締めくくった。
25日の天候は晴れでドライコンディション。グティエレスは89周を走行、1分27秒802をミディアムタイヤでマークし、12人中10番手となった。
今年F1にデビューを果たすハースチームはこの日の午後、初めてのレースシミュレーションを実施。ピットストップ練習もあわせて行っている。しかし午後にECUのトラブルが発生し、作業を切り上げることになった。
チームプリンシパルのギュンター・シュタイナーは、この日いくつかトラブルに見舞われたものの、第1回テストの4日間を振り返ると、予想していたより問題は少なかったとして満足感を表した。
「テストにおいて進歩が見られてとても満足している。今週これほどたくさんの周回を走りこむことができるとは予想もしていなかった。レースディスタンスを走れるとは素晴らしい」とシュタイナー。
「今日は最後にアタックラップを走ってみるつもりだったが、電気系のトラブルが発生してそれができなかった」
「だがもっとトラブルがたくさん起こるかと思っていた。これほど走れるとは予想外だ」
ハースは4日間でマクラーレンとマノーを超える合計281周を走り切っている。
次回テストは3月1日から、今回と同じバルセロナで4日間にわたって行われる。