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職場恋愛をするとき守っておきたい「13のルール」~出会い、交際からケンカ、結婚まで~

2016年02月26日 16:41  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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米CareerBuilderが昨年、米国企業の従業員を対象にアンケートを行ったところ、回答者の4割近くが同僚との恋愛関係に陥ったことがあると答え、さらにその約3分の1が結婚に至ったそうです。回答者の10%強が職場結婚ということになります。

職場恋愛は微妙なもので、一般的には勧められるものではありませんが、同僚と恋愛すべきだと判断する方には、状況をこじらせないためのルールがあります。1月24日付のビジネスインサイダーに、ジャクリーン・スミス氏が寄稿しています。(文:夢野響子)

1.気になる相手とは社外で会ってみる

「オフィスの暴君を飼いならす法」の著者リン・テイラー氏は、恋愛を進める前に、社外でも友達として、その人と付き合ってみることを勧めています。人は社内と社外で異なった行動をとることが多いからです。

2. 会社のポリシーを確認する

職場によっては、社内恋愛に関するポリシーがあるところがあります。社内恋愛があまり起こっていない職場では、上長がどう感じているかを考慮すべきかもしれません。

3. 恋愛の初期段階には、おとなしくしておく

同僚同士の恋愛を不快、不適切だと思う人もいるでしょう。その関係に未来があると思えたら、相手と話し合って、いつどうやって同僚に発表するかを決めましょう。噂が最高潮になったときが適切な時期かもしれません。だれも気づいていなければ、発表する必要はありません。

4. 恋愛相手と同じ見解を持っておく

恋愛相手とは、根本的なルールについて同意していなければなりません。上司からの圧力に遭ったときや、社内ゴシップになったとき、物事がこじれた場合にどうすればいいかも考えておきましょう。

5.仕事においては常にプロに徹する

「過度のプロ意識で無理に相手と距離をおくことは、不自然でストレスになる」とテイラー氏は言います。しかし、職場のエチケットの限界に挑もうとするよりも、プロに徹して仕事をした方がマシです。

6. 他人を尊重する

周囲の人の気持ちに敏感になりましょう。恋愛の進行状況を口に出してはいけません。自分の仕事に集中していれば、ゴシップも自然に消えていきます。

7. 痴話ゲンカは社内でやらない

他人の恋愛状況など、だれも知りたくありません。それでなくても今日のオフィス、仕事に集中するのは困難なのです。職場で個人的な関係を話すのは、プロから外れる行動です。

8. 恋人との意見の相違が仕事に影響を与えてはならない

これは一番守りにくいルールの一つです。個人生活で起こることは常に仕事にも影響するものだからです。恋人とのいざこざが、あなたの意思決定や他人への接し方に影響を与えないようにしてください。

9. 倫理的でいる

同様に、あなたが称賛する人の利益のために、業務上の決定を変えたりすることのないようにしましょう。一貫してあなたが倫理的であることを示すことが大事です。

10.仕事中に恋人と長話をしない

仕事中に恋人と長々と話をしたり、長いランチしたり、メールをしたりしないことです。

11. 「落とし穴」に気をつける

一般に従業員は、セクハラなどを報告することを奨励されています。人の感度は主観的であるため、常に誰かを怒らせる危険があります。誰かが優遇されているとか、公の場での愛情表現など、人事課へ告げ口されれば調査を招きかねません。

12. 軽薄なメールは止める

お互いのメールに注意しましょう。間違って受信した人を驚かせるだけでなく、セクハラ訴訟になったときに、証拠として使われる可能性があるからです。

13. 恋愛がうまくいったとき、どうしたいのか考えておく

米国では多くの企業で縁故者を優遇するネポティズム(縁故主義)を禁止しており、その関係で従業員同士が結婚した場合、どちらかが退職せざるをえなくならなくなる場合があります。その場合を想定して、関係を深める前に将来のことも考えておくべきです。

以上のように、職場恋愛では慎重に行動することが必要です。「飛躍するなら、目を見開いてやれ(周囲の状況を把握して行動せよ)」という賢人の言葉もあるくらいですから。

(参照)My office romance turned into a marriage - here are 13 rules for dating a coworker(Business Insider)

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