スペイン バルセロナでの2016年プレシーズンテスト4日目最終日、ケビン・マグヌッセンがルノー・スポールF1でR.S.16のテストを続けた。
25日の天候は晴れでドライコンディション。マグヌッセンはこの日ひとりのドライバーとしては最多の153周を走破(メルセデス勢はふたりで185周)、ソフトタイヤでマークした1分25秒263のタイムで12人中4番手となった。
「この2日間で260周を走り切っていいトレーニングができたよ!」とマグヌッセン。
「F1マシンに戻って来ることができて本当に嬉しい。プログラムに従って作業をし、大きく前進することができた。レースシミュレーションはうまくいったし、チームに溶け込むことができた。ここで走れるのは大きな喜びだ。来週火曜に戻って来るのが待ちきれない思いだよ」
ルノーはテスト前半はトラブルに見舞われて初日37周、2日目42周しか走行できず、担当したジョリオン・パーマーが、テスト後半にしっかり周回数を稼げなければルノーは出遅れることになると懸念を示していた。しかしチームは後半2日間は111周と153周を走って挽回してみせた。
4日間のテストを振り返り、レーシングディレクターのフレデリック・バスールは、「この2日間でたくさんの距離を積み重ねることができたので、いいベースラインができた。まだやるべきことは多いが、堅実な形でシーズンをスタートすることができた」と語っている。
次回テストは3月1日から、今回と同じバルセロナで4日間にわたって行われる。これが開幕戦前の最後のテストとなる。