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「正真正銘の新車」とトロロッソ。サインツJr.の発言を否定

2016年02月26日 12:01  AUTOSPORT web

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第1回バルセロナ合同テスト4日目 マックス・フェルスタッペン(トロロッソSTR11)
スペイン バルセロナでの2016年プレシーズンテスト4日目最終日、マックス・フェルスタッペンがトロロッソSTR11・フェラーリで周回を重ねた。

 25日の天候は晴れでドライコンディション。フェルスタッペンは110周を走りこみ、ミディアムタイヤでマークした1分25秒393で12人中5番手となった。

「今日もいい一日だった」とフェルスタッペン。
「午前中を中心にたくさんの周回を走れた。マシンへの理解を深めつつあり、すべてがうまく機能している。マシンの挙動はいいし、満足していいと思う」

「今回のテストで自信を持ってこのマシンに乗ることができるようになった。できるだけ多くの距離を走りこむというのは重要なことで、その目標を達成することができた。来週のテストが楽しみだ。今週と同じように一生懸命仕事に励むよ」


 前日走ったカルロス・サインツJr.が「今回のテストではSTR11のパーツをSTR10につけて走っている」と述べ、真の新車STR11は来週のテストに導入されると発言した。テクニカルディレクターのジェイムズ・キーはこれを否定、今走っているのは間違いなく“STR11”であり完全な新車であるとコメント。ふたつだけ昨年型のパーツを流用しているが、それも次回テストで新しいものに換えるという。

「間違いなく今年型のマシンだ。前年から引き継いだものがふたつあるが、これは暫定的な扱いで、来週新しいパーツが届く。このマシンについている2015年のパーツはそれだけだ」とキー。

「去年のシャシーにはとても満足していた。大きな前進を遂げたからね。だから去年うまく機能していた長所は維持したいと考えている」
「ボディワークはとてもタイトで、去年の進化形だ。だが他の部分は完全に異なる」
「フロントサスペンションもノーズも全く違う。レッドブル、フェラーリ、マクラーレンと同様のブローン・フロントアクスルも用意した。これは明らかに導入すべきツールというわけではないが、我々のマシンではうまく機能すると考えられるし、今まではうまくやれなかった、新たな開発手段を可能にするものだ」
「表面に表れていないところにも違いがある」

 次回テストは3月1日から、今回と同じバルセロナで4日間にわたって行われる。トロロッソは初日に正式カラーリングを発表すると述べている。