スペイン、バルセロナでの2016年F1プレシーズンテスト3日目、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグがVJM09を初めてドライブした。
24日の天候は晴れでドライコンディション。ヒュルケンベルグは99周を走行、スーパーソフトタイヤでマークした1分23秒110のタイムで12人中トップに立った。
ヒュルケンベルグは今年最初のテストでデータ収集やセットアップ調整に取り組み、ミディアム、ソフト、スーパーソフトタイヤを試し、終盤にはロングランも行っている。いくつか新車につきものの初期的問題があり、多少走行時間をロスしたというが、それでも100周近い周回を走りこんだ。
「僕にとってポジティブな一日だった。最初の印象はいい。ここからさらにマシンへの理解を深めていく」とヒュルケンベルグ。
「今日はたくさんのことをテストした。これからいくつか微調整しなければならないが、正しい方向に進んでいると感じる。重要なのは、まだテスト序盤なのにたくさんの周回を走れているということだ。この後、いろいろなセットアップのテストに取り掛かれる」
「メルボルンまであまり時間がないけれど、予定どおり進んでいると思う。今日のような一日を過ごせると本当に心強い。他のチームが何をしているのか分からないから、自分自身の仕事に集中し、懸命に作業にあたるよ」
トップタイムをマークした周に燃料はあまり積んでいなかったのでは、という問いに対して「数周するぐらいの燃料は入っていたよ」とヒュルケンベルグが答えたとF1iが伝えた。
「ライバルたちと比べると、僕らは自分たちがどれだけやれるか、パッケージの力を試していたと思う。それは認める。でもメルボルンまで日がないから、そろそろそういうことを始めて、マシンについて学ばないと」
「すごくポジティブでいい一日だった」