スペイン バルセロナでの2016年プレシーズンテスト3日目、ケビン・マグヌッセンがルノー・スポールF1で初走行、R.S.16のテストを行った。
24日の天候は晴れでドライコンディション。マグヌッセンは111周を走行、ソフトタイヤで記録した1分26秒014のタイムで12人中4番手となった。午後のセッション終盤にマグヌッセンはコース上でストップするというアクシデントがあったが、チームは水漏れのトラブルがあったものの簡単に解決できたと述べている。
2014年にマクラーレンからF1デビューを果たしたマグヌッセンは昨年レースシートを失ったが、2016年シーズンに向けてルノーのワークスチームと契約、念願のF1復帰を果たす。ジョリオン・パーマーが担当したテスト前半の2日間にはR.S.16にトラブルが続き、初日37周、2日目42周しか走行できなかったものの、マグヌッセンは終盤トラブルに見舞われながらも100周を超える周回を走りこむことができた。
「11カ月離れていたけれど、今日F1マシンに戻って来ることができた。最高の気分だよ」とマグヌッセン。
「乗り込んですぐにすべてに関していい感触を持つことができた。このチームで初めてマシンに乗り、一緒に仕事ができて嬉しかった。かなりの周回数を走ることができたのは本当にポジティブなことだし、明日また走り、今日の仕事の続きをするのが待ちきれない」
昨年乗ったマクラーレン・ホンダとルノーの違いを聞かれたマグヌッセンは「少し違うのは確かだけど、マクラーレンに乗ってからかなり時間がたっているから、どんな感触だったか忘れてしまった。でも違うなと思う部分はいくつかあった」と答えたとF1iは伝えている。
「これからやらなければならないことはたくさんある。いくつかいい部分はあって、マシンのベースはいい。少なくともバランスの特性はいいと思う。僕のドライビングスタイルに合っている。走りやすくて予想しやすいマシンだ。ダウンフォースとパワーに関してはいつだってもっと欲しいと思うものだけどね」
この日、コース上でマシンを止めたのは、エンジンに問題の兆候が見られたための予防的措置にすぎないとマグヌッセンは話している。