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ホンダ長谷川氏 「すべてのパーツの信頼性を確保する」

2016年02月25日 08:01  AUTOSPORT web

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ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダMP4-31)
スペイン、バルセロナでの2016年F1プレシーズンテスト3日目、ジェンソン・バトンがマクラーレン・ホンダMP4-31のテストを行った。

 24日の天候は晴れでドライコンディション。バトンは、午前中には順調にプログラムを進めて45周を走行したが、午後、大幅にセッティングを変更してロングランに取り掛かろうとしたところ、セッションの早い段階でハイドロ系リークの問題が発生。ボディワーク下で小さな出火があり、バトンはピットレーン出口近くでマシンを止めた。幸いバトンは無事で、マシンにもダメージはなかったとチームは述べている。

 このトラブルの影響でこの日の走行は合計51周で切り上げ、ベストタイムは午前中にミディアムタイヤで記録した1分26秒919で、バトンは12人中11番手となった。

 ホンダR&Dチーフエンジニアの中村聡氏はテスト3日目走行を次のように振り返った。
「今朝のテストは昨日の走行プログラムの延長で、いくつかのエンジンモードやパワーユニットのエネルギーマネジメントの状態を確認しました」

「午後のセッションの早い段階でマシンにハイドロ系リークの問題が起き、それ以降は走ることができなくなりました。問題は今も調査中ですが、今日走った51周から得たデータを分析し、明日の走行に備えます」


 新たにF1プロジェクト総責任者を務めることになった長谷川祐介氏は、今季に向けて信頼性向上に努めてきたが、プレシーズンテストにおいて実際の走行を通してすべてのパーツの信頼性を間違いなく確保したいと語った。

「ダイナモで信頼性のチェックは行いました。ダイナモ上で我々のエンジンは4,000km以上走っていることを確認しています。でももちろんマシンに搭載した状態でチェックしなければなりません」と長谷川総責任者が述べたとCrash.netが伝えた。

「去年から今年にアップデートする上で、信頼性は最も重要な要素のひとつです。まだパーツに小さなトラブルがあるので、すべてのパーツがレースを通してきちんと機能するということを確認する必要があります」