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ハース代表「フェラーリパワーユニットは開幕戦前にさらに進化」

2016年02月24日 14:11  AUTOSPORT web

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F1バルセロナテスト エステバン・グティエレス(ハースVF-16)
フェラーリは開幕戦オーストラリアGPよりも前の段階で、進化したパワーユニットの投入を計画している。

 バルセロナで行われている初のプレシーズンテスト、ハースはフェラーリの最新パワーユニットを搭載し走行している。またザウバーも、2015年型のマシンにフェラーリ製パワーユニットを搭載しテストを実施している。

 今季はエンジンの開発範囲が増えたため、昨年と比較するとマニュファクチャラーはシーズンを通してより自由にエンジンを進化させることができる。22日のテスト開始から、3月18日にメルボルンで開催される開幕戦最初のフリー走行までの時間はわずかではあるが、フェラーリのパワーユニットには開幕戦前にアップデートが予定されている。

 このフェラーリの計画は、ハースのオーナーであるジーン・ハースの発言によって明らかになった。

「現在走らせているエンジンのパッケージは、メルボルンで使用するパッケージではない。今のものはどちらかと言うとテスト用なので、(開幕戦では)少し異なるものになる」とハースは話している。

 カタロニア・サーキットでのテストでハースチームが搭載したパワーユニットと、フェラーリがテストで使用したものが同じであるかとの質問に対しては「分からない」と答えている。

「彼らは(昨シーズン以降)多くの変更を加えてきており、全く新しいエンジンであると聞いている。特徴の異なるパッケージのエンジンを持ち込んでいて、(テスト中は)信頼性が確実であることを確かめている可能性がある。すべてのエンジンに異なるバリエーションがあるということも、想像できる」

「彼らが我々に望むのは周回を多く重ねることと、持ち帰って調査して、設計に問題があるかどうかを確認することだけだ」

 パワーユニット以外の面では、オーストラリアに持ち込むマシンはほぼ現状通りになるとハースは言う。

「シャシーはホモロゲーションを受けているので、メルボルンに持ち込むものは今と大差ないものになる。信頼性向上のためにフロントウイングを少し変更する可能性はあるが、メルボルンで走るマシンはここでお見せしたものと同じものになるだろう」