2016年02月24日 07:01 リアルサウンド
3月2日に3rdアルバム『SPEEDSTER』を発売する、GENERATIONS from EXILE TRIBE。新作アルバムにかける熱い思いを、2月22日深夜放送の『週刊EXILE』(TBS系)でメンバーが語った。
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全員がレベルの高いダンススキルを持ちながら、優れた容姿も兼ね備えているGENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーは、今や飛ぶ鳥も落とす勢いで人気を博している。その人気は国内のみにとどまらず、2015年にはヨーロッパやアジアをはじめとするワールドツアーを開催したほどだ。その人気にあぐらをかくような驕った様子も一切なく、番組内でも想像以上の情熱を感じることができた。例えば、アルバムのプロモーション方法についての会議では、メンバー自ら次々とアイデアを出していた。「ゲリラライブを行なう」「曲ごとにMVを作る」「10秒程度のソロ動画を作って組み合わせる」など、アイデアが尽きない様子が放送されていたのだ。
これだけの情熱を持っている彼らだからこそ、今回のアルバムにかける思いもかなり強い。「評価されるスキルがより見える作品」(片寄涼太)、「やりたいことや音楽性が存分に表現できた」(中務裕太)、「こういうこともできるんだよという幅広さ・可能性を感じてもらえる」(小森隼)、「今までにないような曲が多い」(白濱亜嵐)、「やったことがない音楽にも挑戦している」(関口メンディー)、「誰も見たことがないGENERATIONS」(数原龍友)、「歌詞と音楽とコリオグラフ(振付)が合致している」(佐野玲於)と、番組の中で各々が感想を述べた。
そんな彼らの話の中でキーワードと言えるのは「新たな挑戦」ではないだろうか。例えば新曲「Rainy Room」は、これまでの曲にはなかった大人の失恋を歌う切ないバラードで、新しい世界観が広がっているように思う。MVの撮影にも初めてドローンを使い、より迫力のあるダンスパフォーマンスが見られるようになっている。また、アーティスト写真でも新しい取り組みを行なったそう。これまでGENERATIONS from EXILE TRIBEと言えば黄色がイメージカラーだったが、今回はモノトーンの衣装に身を包んでいるのだ。これは、“より一人ひとりの個性が見えるように”とのことらしい。
4月からはアリーナツアーをスタートすることも発表しているが、このツアーに対しても先輩とは違うことがしたい、自分たちにしかできないことをやりたいとコメントしていることを見ると、彼らは次のステージに進もうとしているのではないかと思う。これまでは良くも悪くも“EXILEグループ”の枠に収まっていたかもしれないが、この先新たな挑戦をし続け、自分たちの“GENERATIONS”を創り出そうとする強い意志を感じたのである。平均年齢22歳の次世代グループは、今後どんな成長を魅せてくれるのだろうか。まだまだ伸びしろがある彼らから目が離せなくなりそうだ。(高橋梓)