2020年開催の東京オリンピックに向け、街ではさまざまな準備が進んでいるみたい。そのひとつとして、東京産の食材を使った料理が並ぶイベントがあることは、知っていた?
東京ビッグサイト前の「シンボルプロムナード公園」では、2016年2月26日(金)から28日(日)までの3日間、「東京味わいフェスタ2016 in 臨海副都心」を開催する。
「多彩なメニューを、少しずつたくさん味わっていただきたいので、ひと皿の量は抑え目になっています。試食のような感覚で、楽しんでいただければと思っています」と、実行委員会のスティーブン・キム さん。
目玉は、本格イタリア料理の草分け的存在である片岡護シェフやフレンチの新鋭と呼ばれる中村和成シェフなど、日本の料理界を代表する一流シェフ4名が集結するコーナー。東京産食材のおいしさを最大限に引き出したメニューが用意される予定で、人気シェフの一品を気軽に食べられるのも、フェスタの醍醐味かも。
会場には、世界各国の料理を出す36店のほか、多摩地域や都内にある島しょの料理店・団体など68のブースが並ぶ。写真は、東京都と横浜にある本格メキシコ料理「タコリブレ」が東京産の豚(TOKYO X)とコラボレートした、東京産ポークタコスと東京産ポークブリトー。
「東京産の食材と世界各国の料理がコラボしたアレンジレシピが、これほど登場するのは初めてかと思います。多彩なメニューを数多く味わっていただきたいので、ひと皿の分量は抑え目になっています」と、実行委員会のスティーブン・キム さん。
このほか、六本木の北欧料理「リラ・ダーラナ」からは「東京野菜とシカ肉のシチュー」(700円)、六本木と恵比寿に店がある本場インド料理店「スワガット」からは、東京産の鶏肉を使った、コクのある「贅沢バターチキンカレー」(500円)などを提供するとか。普段はなじみのない国の料理を、試食感覚で楽しめるのが嬉しいところ。
また、多摩地域の豊かな自然の中で育った食材を集めた「TAMA & TOKYO(タマアンドトーキョー)」や、東京のご当地グルメを集めた「ODAIBA & TOKYO(お台場アンドトーキョー)」といったコーナーも。
中でも気になるのが、青梅市にある西多摩唯一の大学芋専門店「青梅大学いも学部」。同店オリジナルの蜜には、東京で唯一というあきる野市の醤油醸造元「近藤醸造(キッコーゴ)」の丸大豆醤油とみりん、さらに青梅市「小澤酒造」の酒を使っていて、甘さ控えめの仕上がりとか。東京産の調味料にこだわった大学芋はなかなか珍しいはず。
このほかスイーツでは、「東京スイーツタルタレット」の東京うこっけい卵を使った「カタラーナのミニタルト」も気になるところ。おしゃれなミニタルトを販売する。こちらはクレームブリュレに似た、スペインの“ふわとろスイーツ”なんだとか。
開催中は特設ステージで勇壮な「三宅太鼓」や、日本でいちばん古い伝統食「おにぎり」の歴史や文化を紹介する「おにぎり協会」のパフォーマンス、シェフのトークショーなども行われるそう。
「28日(日)に開催される東京マラソンのコースも近いですし、27日(土)には東京ビッグサイトでカラフルな映像が広がるプロジェクションマッピングなども行われます。東京を味わいながら、にぎやかな有明のイベントを楽しんでください」(同)
青空の下で、グルメもイベントもおいしい東京を存分に味わって。