2016年02月23日 18:31 弁護士ドットコム
新宿区は2月23日、東京弁護士会の若手弁護士が深夜の歌舞伎町をパトロールする「ぼったくり被害110番」の取り組みが大きな成果をあげたとして、同会に感謝状を贈った。昨年6月26日の開始以来、弁護士がのべ460回出動し、店側との交渉や、被害者の相談にあたってきた。
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この日、新宿区役所で行われた表彰式で、吉住健一新宿区長は「暴力団が背後にいる店舗などでは、交渉するにあたり危険もあったと思う。弁護士たちが危険に身をさらしながら、この街で悪事を働いたら必ず罰せられると知らしめ、地域の安全に大きく貢献してくれた」と述べた。
東京弁護士会・民事介入暴力対策特別委員会委員長の竹内朗弁護士は「キャバクラなど店舗型のぼったくり店舗は歌舞伎町からほとんどなくなった」と成果を語った。
一方、東京弁護士会の伊藤茂昭会長は、レンタルルームを用いた非店舗型の性風俗でのぼったくり被害は依然として目立つとして、「今後もぼったくり店に対する手を緩めず取り組んでいきたい」と話していた。
(弁護士ドットコムニュース)