22日、スペインのバルセロナで2016年F1プレシーズンテストがスタートした。レッドブル・レーシングは、ダニエル・リカルドによりRB12・タグホイヤーのコースデビューを果たした。
この日の天候は、午前中は曇り、序盤はダンプ状態だったがすぐにドライとなり、午後は快晴となった。午前中に小さなトラブルが起きて多少修理に時間がかかったものの、リカルドは大きなトラブルには見舞われずに87周を走り、ミディアムタイヤで1分26秒044を記録、11人中3番手となった。
「とても好調だった」とリカルド。
「いくつか小さな問題はあったけれど、約90周を走ることができた。信頼性のテストを目的とする一日だった。僕自身に関しては長いシーズンオフの後だったから、フィジカルコンディションの確認をした。チームはマシンの調子を確認した。信頼性が高い部分はどこか、そうでない部分はどこかをね」
「15周のランを走ってマシンに異常がないことを確認できたのは重要なことだ。まずは信頼性を確立することが大事だ。それができて初めてペースを追求できる」
「マシンのフィーリングは慣れ親しんだものだった。変な感じはなかったから、よかったと思う。昨シーズン終盤はとてもいい状態で、マシンの感触がよかった。それと同じ感じだったよ。第一印象はポジティブだ。でもまだそれ以上のことは何とも言えない」
一方リカルドは、今年タグ・ホイヤーブランドで搭載するルノーのパワーユニットに関し、初日の感触では昨年末から大きな向上がなされているとは感じなかったと述べた。
「(パワーユニットの)感触は昨シーズンの終わりとほぼ同じだった」とリカルド。
「でも悪いことじゃないよ。去年の今頃と比べると、ずっといい状態から改善していけるんだから」
「パワーに関しては、まだレースを戦う態勢ではない。まだすべてのアップデートがなされた状態じゃないんだ。でもそれは予想されていたことだ。それなりにいいスタートを切ることができたと思う」