22日、スペインのバルセロナで2016年F1プレシーズンテストがスタートした。フォース・インディアは、VJM09・メルセデスのコースデビューを開発ドライバーのアルフォンソ・セリスに委ねた。
この日の天候は、午前中は曇り、序盤はダンプ状態だったがすぐにドライとなり、午後は快晴となった。セリスは58周を走り、11人中5番手に位置する1分26秒298を記録した。
チーフレースエンジニアのトム・マカローによると、この日は新車に必要なシステムチェックを行い、データ収集用器具を装着して空力の相関関係のチェックに取り組むなど、新車のデビュー日としては非常に順調な一日を過ごしたという。チームはセリスは非常にいい仕事をしたと評価している。
「今日一日の流れにはとても満足している」とセリス。彼は昨年11月にフォース・インディアと契約、アブダビタイヤテストでも走行した。今季は7戦にわたりFP1に参加することが決まっている。
「まずVJM09のお披露目をした。特別な瞬間だったし、自分がこのマシンのデビューを担当できるなんて本当に光栄だ」
「F1マシンに乗るのは今日が2日目だけど、今日の経験は前回よりも楽しむことができた。流れが分かっていたし、多少自信もつけていたからね」
「今日のマシンは完璧だった。このマシンを用意するために冬の間ずっと努力してきたチーム全員に『おめでとう』という言葉をかけたい。高い信頼性の下に予定していた作業をすべてやり遂げることができた。シーズンスタートとしてはこれ以上ないほどうまくいったと思う。次に木曜にマシンに乗るのが楽しみだ」
23日はセルジオ・ペレスが新車初走行を行う。