スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、2月19日付けで2016年のシード権チーム全29エントラントを発表した。
このシード権チームは、前年のスーパーGT全戦に参戦し、GT500、GT300両クラスでそれぞれ獲得ポイントランキング(各車両単位)各クラス15位までに入ると認定されるもの。シード権を獲得すると、すべての提出書類が完備され、車検で安全性が確認されている限り決勝への出場が保証されるほか、ピット位置等でもメリットがある。
19日に発表されたシード権チームは、GT500クラスが15台、GT300クラスが14台。GT500は昨年の参戦チームが15台だったため、すべてのチームが獲得している。なお、シード権は昨年のランキング順に記載されている。
GT300クラスには14チームが記載されているが、昨年ランキング13位だった51号車LM Corsaだけ記載がない。すでに大阪オートメッセでLM Corsaはフェラーリ488 GT3での参戦を明らかにしているが、前年のタイ戦に参戦しなかったため、シード権獲得はならなかった。
また、チーム名では興味深いものも。65号車は『K2 R&D LEON RACING』というチーム名となっている。『K2 R&D』は、昨年の体制ではメンテナンスガレージの名称だ。また、77号車は『Squadra Direzione(スカドラ・ディレツィオーネ)』という名称となっている。
ディレツィオーネは、イタリア語で『ディレクション』と同義。また、スカドラという名はランボルギーニのレース活動を行う『スカドラ・コルセ』とも繋がる。今季ディレクション・レーシングはランボルギーニと関係を深めていると言われているが、正式な体制発表が大いに楽しみになる名称だろう。