2016年02月23日 05:01 リアルサウンド
2013年に公開された映画『HK/変態仮面』の続編『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』が、5月14日に公開されることが決定し、あわせて特報とポスタービジュアルが公開された。
1992年~93年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載されたマンガ「究極!!変態仮面」を鈴木亮平主演で実写映画化した『HK/変態仮面』は、12館スタートの小規模公開ながら、動員数13万人、興行収入2億円というスマッシュヒットを記録。その勢いは国内に留まらず、イギリス、ドイツ、韓国、台湾など、13の国と地域で配給され、15以上の海外映画祭で上映されるなど、海を越えて波及した。
その続編となる『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』では、福田雄一監督と、主人公・色丞狂介役を演じる鈴木亮平に加え、姫野愛子役の清水富美加、大金玉男役のムロツヨシ、戸渡役の安田顕、色丞魔喜役の片瀬那奈、色丞張男役の池田成志ら、主要キャストが再集結。さらに、新キャストとして、真琴正役の柳楽優弥をはじめ、水崎綾女、皆川猿時、新井浩文、やべきょうすけらが参加する。
本作の舞台となるのは、“パンティが消えてしまった世界”。パンティが消えるニュースが連日メディアを賑わせている中、狂介は相変わらず愛子のパンティを被って悪を倒していた。複雑な想いを抱く愛子はパンティを返してもらうが、徐々に2人の心はすれ違い始める。一方、同級生の真琴正は、気付かぬうちに愛子を傷つける狂介への憎悪を募らせていく。愛子を失い、さらに世界中からパンティが消えるという未曾有の危機を迎えた変態仮面の前に、最恐の敵が現れる……。
あわせて公開された特報では、ビルの屋上に佇む“変態仮面”や、色丞狂介、姫野愛子、真琴正の表情が映し出され、“無敵の怪物が生まれる”というナレーションとともに現れる、謎の生物の姿も確認できる。
【コメント一覧】
■鈴木亮平(色丞狂介役) コメント
ついに念願の続編が完成しました。変態とは何だろう、パンティーとは何だろう。この世界からパンティーが消えた時、人は何を想うのか。今回も自分自身と向き合い、精神面、身体面ともに極限まで突き詰めて演じさせていただいたつもりです。大きくスケールアップを遂げた、新たなる変態仮面の物語をぜひ楽しみにしていて下さい。
今回は大学生になったということで、前作よりも体を一回り大きくし、そしてアメリカのヒーローたちと並んでもひけを取らない世界標準の身体を目指しました。今回はとにかく筋肉量を増やし、身体全体を大きくしました。現場で、専属のトレーニングパートナーについてもらい、筋トレ用テントも用意していただき、そこで撮影の合間にトレーニングをして、万全の態勢で撮影に臨みました。福田監督から「社交ダンスを習っておいてくれ」と言われたので、個人的に一ヶ月間レッスンを受け、ルンバの動きをアクションに取り入れました。ユラユラと腰が動く、今までに見たことのないような画期的なアクションになっています。
■清水富美加(姫野愛子役) コメント
3年ぶりに、真面目で変態な狂介くんと、最高にクールで変態な変態仮面に会えて、気分はエクスタシーでした。鈴木亮平さんが今回も素敵です。世界からパンティが消えてしまうと言う大事件が起きますが、最後はパンティと愛の大切さを実感できる作品だと思います。私は今回もパンティを脱ぐのでしょうか。否や。
■柳楽優弥(真琴正役) コメント
1作目を楽しく拝見していたという事もあり、続編に参加出来たのはとても嬉しかったです。
変態仮面の、あの肉体を作り上げるのにはどれだけの労力がかかるのだろうと考えたら、ただただ凄いなと感服しました。撮影中は真夏だった事もあり、代謝の良い僕は沢山汗をかき、少しは体も絞れたと思います。
ムロさんのアドリブに詰められました。ムロさんのアドリブもこの映画の見所の一つだと思います。
■福田雄一監督 コメント
まずは何より本当に続編を作ることが出来たことが嬉しいです。なにしろ、一作目は制作してくれる会社もほとんどなく、宣伝させてくれる媒体もかなり限られているという状況での公開。しかし、奇跡は起きるものです。まさかの大ヒットです。しかし、ヒットしたらしたで困難はあります。なにしろ、出てくれていた役者さんたちが皆さん売れてしまいました。売れてから変態と名のつく映画に進んで出る役者はいません。続編を望んだプロデューサーは困りました。
ヒットして困る映画も珍しい。しかし! 朝ドラに出ても! ゴールデンに出ても! 映画で主役やっても! 変態仮面をやりたい! という馬鹿な役者たちは存在しました! そう! 鈴木亮平はこれっぽっちも続編を諦めていなかったのです! その肉体美を作るために彼は死ぬほどの思いをしたでしょう。彼は死ぬほどの思いをして変態をやっています。
その思いを受け止めて共演者、スタッフ、みんな、死ぬほど頑張って、変態を極めました。当映画は某スパイダーマンを多分に意識しているため、誰にも求められずとも「3」までは絶対に作ります! ただ! 出来れば! 求められて作りたい! それはすべてこの続編が皆様の支持を得られるかにかかっております! 何卒、応援をよろしくお願い致します!
■原作者 あんど慶周 コメント
まず脚本を拝見した時点で笑いました。監督も主要な俳優陣も前作と同じなので「映像ではこんな感じに演技するんだろうな」というのが目に浮かんだからです。一つ心配だったのは鈴木亮平くんの肉体ですね。別の映画で巨漢になってたから撮影までに絞りきれてるのかと。撮影見学に行って彼を見たら心配無用でしたね。さすがプロです!新必殺技も現場で見て爆笑です! いや、ホントすごいから(笑)前作の公開後、福田監督も主演の鈴木亮平くんも「パート2もやりましょう!」と言っていたので楽しみに待ってました。前作よりもいろいろスケールがアップしてますね。
お話しの内容もそうですが撮影現場に行って見て、スタッフや技術面にも力が入ってると感じました。前作にはなかった変態秘奥義も新たに映像化されてます! これ、地獄のタイトロープより笑えますよ(爆笑)
(リアルサウンド編集部)