テストは朝9時から走行が始まっていたが、マノーのニューマシンが姿を現したのは現地時間10時30分近くなってから。今季F1デビューとなるパスカル・ウェーレインがステアリングを握り、コースへと出て行った。
現在のF1で最も小規模なチームであるマノーだが、今季はメルセデスからパワーユニット供給を受ける。また、メルセデスの育成ドライバーであるウェーレインを起用することで、メルセデスの風洞を使用できるとも伝えられている。さらにウイリアムズとの技術提携により、トランスミッションとサスペンション・コンポーネントの供給も受けることが決まっている。今季はテールエンダーから、中団へと躍進する最大のチャンスなのだ。
チーム体制も大きく変わり、新たな船出となる2016年シーズンはウェーレインとインドネシア出身のリオ・ハリアントのルーキー・コンビに託される。