5月21日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開される映画『シマウマ』の追加キャストが発表された。
同作は、2010年から漫画誌『ヤングキング』で連載されている小幡文生の同名漫画が原作。他者に受けた屈辱などをあらゆる方法を用いて昇華させる復讐代行業者「回収屋」の世界を描いた作品で、映画版はR15+指定で公開される。これまでに、ある事件をきっかけに回収屋となる主人公・ドラこと倉神竜夫役を竜星涼、回収屋の一員で猟奇的な快楽殺人者でもあるアカ役を須賀健太、ミステリアスな回収屋・キイヌ役を日南響子、回収屋を取り仕切るボス・シマウマ役を加藤雅也が演じることが明らかになっていた。
今回出演が発表されたのは、美人局でドラたちと一緒に金稼ぎをしていたドラの恋人・彩役を演じる高橋メアリージュン、病気の子どもを抱えながら夫とすれ違う孤独な主婦・網川早苗役の天乃舞衣子、早苗の夫で元刑事・網川晃児役の福士誠治、ドラの情報屋・吉田役の脇知弘、彩と何らかの関係がある謎の男・北島役の松田賢二。
同作の監督を務めるのは、『探偵はBARにいる』シリーズや『花と蛇ZERO』などの橋本一。脚本は『凶悪』『ソラニン』の高橋泉が手掛けている。
■高橋メアリージュンのコメント
私はいつも希望を持って生きてきた方なので、希望を持った事ない役を演じるのは難しく、とても勉強になりました。
そして周りの復讐劇が恐ろしすぎて悪い事はしちゃいけないなと改めて思いましたね(笑)
■天乃舞衣子のコメント
もう死にたい。女として母として、何の為に生まれてきたのだろうと思うような役でした。
楽しむことすら“悪”に思えてくる。人間みな醜い。
それでも、橋本組にまた参加させて頂き幸せでした。ぜひ映画を観て、堕ちて頂ければ(笑)
■脇知弘のコメント
僕は芸歴16年目になりますが今までやって来たキャラクターが全部崩壊するんじゃないかと思われる位強烈な役をやらせて頂きました。脇知弘の新境地を是非観て欲しいです!原作の吉田にも負けてません!
■松田賢二のコメント
過激な原作を読み、ある程度覚悟して撮影に臨みましたが、それ以上でした。
問題作となるのを期待しています。
■福士誠治のコメント
正直、この映画の世界があるとしたら僕は嫌ですね。
でも映画として役者として現場にいる時間はなんとも心地の良い時間でした。
観てくださった方がうんざりしてくれれば正解ですかね(笑)