夏木マリのミニアルバム『朝はりんごを食べなさい』が、4月13日にリリースされる。
1971年に本名名義で歌手デビューし、1973年に夏木マリとしての初作品を発表した夏木。1995年には小西康陽がプロデュースしたアルバム『9月のマリー』をリリースしたほか、2001年には映画『千と千尋の神隠し』で湯婆婆の声を演じたことでも話題を集めた。
『朝はりんごを食べなさい』には石野卓球が作曲を手がけた“逆走BBA”が収録されるほか、岩沢厚治(ゆず)、鈴木圭介(フラワーカンパニーズ)、二宮楽が作曲陣として参加。忌野清志郎が作曲した“神さまへ”、ボーナストラックとして斉藤和義が作詞作曲を手掛けた“Player”も再収録される。作詞はボーナストラック以外の全曲を夏木が担当。ファンとのトークセッションで受けた質問や相談への回答に込めたメッセージを集約した内容になっているという。
■夏木マリのコメント
久しぶりに曲を創りたいと思った。
昨年のライブハウスツアーでの思いを作品にしたいと・・・
あのライブでは、ファンの思いを聞くことも出来、私の立ち位置から、強く、そして楽しいメッセージをギフトしたいと感じた。
出来上がってみると、私の人生を笑ってもらい元気になったり、毎日やっておくことや、考え方、言わばサプリメントミュージックが出来上がった。
悩むことは人間の特権だ。
このサプリが多くの人に”聴く”ことを願って。
■岩沢厚治(ゆず)のコメント
ある日、マリさんから可笑しなタイトルがついた詩を渡されました。
しかし内容は可笑しな話ではなく、まるで詩がメロディーを運んで来るかのように、その翌日にはデモが出来ました。
他の人の詩に対して、まして女性詩に曲を乗せるなんて経験のない僕にとって、物凄く新鮮でした。
しかもアルバムのタイトルなんですね(笑)。
恐縮です!
僕もマリさんの言う事を聞いて、朝はりんごを食べたいと思います。
酵素万歳!
■鈴木圭介(フラワーカンパニーズ)のコメント
今回、初めて1曲(曲だけです)作らせて頂いたんですが。
僕が作ったのは弾き語りに毛が生えたようなラフな物だけだったんです。
曲の土台だけで、その後のアレンジなどは全てお任せしました。
完成した曲を聴いてぶっ飛びました!物凄い事になってます!
想像の何百倍も攻めているアレンジ、そしてマリさんの歌!!
めちゃくちゃ、かっこいい!
マリさんの歌声は本当に凄い。
人間力が歌声にそのまま、真空パックされているようなエネルギーと色気と温かさ、母性、明るさ、強さ…。
言い出すとキリがありません。やっぱり人間の器が大きいです。
最近のマリさんのライブで、悩み相談などもやっているという話しを聞きましたが、とてもよくわかります。
今度、僕もぜひ相談させて下さい(笑)!
今回、話しを頂いて本当にありがとうございました!ライブで聴ける日を楽しみにしています!
■石野卓球のコメント
2014年のライジングサンロックフェスティバルのバックステージでお会いしたのがそもそものはじまりでした。
マリさんの懐の深さにリスペクト、ご一緒できて光栄です!
P.S.マリさん、樋口一葉と誕生日同じなんですね。
■斉藤和義のコメント
Playerという曲は、マリさんが60歳を迎えるにあたり考えてること、思っていることを取材させて頂き、その時マリさんから出てきた言葉をたくさん散りばめた曲です。自分でも大切な曲になりました。
アルバム完成おめでとうございます!