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ヨウジヤマモト、宮沢りえなどアーティスト作品をコレクションに起用<16年秋冬メンズ>

2016年02月22日 00:22  Fashionsnap.com

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Yohji Yamamoto HOMME 2016-17年秋冬コレクション Image by: Yohji Yamamoto
デザイナー山本耀司が手がける「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」が、パリで発表したメンズ(HOMME)の2016-17年秋冬コレクションで女優の宮沢りえが描いたスケッチをプリントや刺繍として取り入れた。先シーズンに引き続き画家の朝倉優佳や、山本耀司自身が描いた作品もコレクションを彩っている。


ヨウジヤマモトが注目する才能の画像を拡大

 近年の「ヨウジヤマモト」のコレクションでは、年齢やキャリア、有名無名は関係なく、常にフレッシュな才能に目を向けている。宮沢りえが描いたスケッチは、無垢なイメージで流れるように描かれた一筆書きが特徴。一方で朝倉優佳が手がけたアートワークは、大胆や激しさが感じられる。いずれも全く異なるタッチで山本耀司の人物像を描いた作品も、ニットやカットソーに施された。また、ショーのモデルには今回、俳優の竜星涼や、文化服装学院ファッション流通科ファッションモデルコースに通う矢澤隼人、そしてタイ出身の俳優で歌手のジェームス・ジラユ(JAMES JIRAYU)といった新顔が起用されている。
 2016-17年秋冬メンズコレクションは、ティーンネイジャーが初めて社会に物申すタイミングにクローズアップし「思春期の叫び」がテーマになった。ダウンジャケットの上にTシャツを重ねたスーパーレイヤードは、少年が部屋にあった服を手当たり次第に着込んだようなスタイル。思春期の不安や恐れ、苛立ちを表すボンテージのディテールも特徴だ。
■最新コレクション全ルック・Yohji Yamamoto HOMME 2016-17年秋冬コレクション