ジェンソン・バトンは、2016年型マクラーレン・ホンダMP4-31に大きな期待を感じており、特に空力面は素晴らしいと語った。
マクラーレン・ホンダは21日、2016年を戦うマシンMP4-31を正式に発表した。昨年のマクラーレン・ホンダはコンストラクターズ選手権9位と低迷したが、苦戦の原因のひとつとされる、リヤのボディワークをタイトに絞り込んだ“サイズゼロ”というアグレッシブなコンセプトを押し進め、パッケージを改善していくことを目指す。
バトンはマクラーレンに2010年加入、今年で7年目を迎える。昨年は入賞4回(モナコ8位、ハンガリー9位、ロシア9位、アメリカ6位)、16ポイント獲得でランキング16位に沈んだが、チームが選んだデザインの方向性を信じているという。
「新車MP4-31を明日走らせるのが楽しみで仕方ないよ」とバトン。
「F1ドライバーには冬休みが必要なのは事実だけど、それでも2016年シーズンが始まることに本当にわくわくしている。マクラーレン・ホンダの新車MP4-31に期待感を持っているんだ」
「さらに、マクラーレン・テクノロジーセンターで長い時間を過ごして思うのは、今このチームにははっきりとしたポジティブなエネルギーがあふれているということだ。2015年の学習の過程は険しかったが、急激に多くのことを学んだ」
「冬の間にMP4-31の開発のため膨大なハードワークがなされてきた。それを誇りに思うし、より一層モチベーションと信念を高めて新シーズンに臨むことができる」
「去年は浮き沈みが大きい一年だったが、シーズンを通して着実に進歩していった。だからこそ今のデザインの方向性に確信が持てる。たくさんのポジティブな要素があるので、それを足掛かりにしてさらに上を目指せるし、強力なプラットフォームも築けている」
「過剰に楽観的な予測をするつもりはない。F1は全く予測不可能なスポーツだからね。でも現時点では、細部にいたるまでこのマシンの空力は本当に素晴らしいと思う。明日この新しい革新的マシンに乗り込み、テストを始めるのが楽しみだ」
プレシーズンテストはスペイン バルセロナで22日にスタートする。