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「世界が注目すべきローカル」を集めたルームスが目指す展示会の新しい形

2016年02月19日 21:32  Fashionsnap.com

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rooms32会場 Image by: Fashionsnap.com
毎回多くの来場者を集める合同展示会「ルームス(rooms)」が、ファッションやデザインだけではなく生活を豊かにするプロダクトやアート、そしてクリエイティブな人々が集まる場に発展している。今回のテーマ「ガラパゴス」には「世界が注目すべき日本のローカル」といった意味が込められ、逆説的にグローバルを意識。主催するアッシュ・ペー・フランスの取締役でプロデューサーを務める佐藤美加氏は、発信を強化して「ルームス」の"メディア化"を意識しているという。

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 32回目の開催を迎えた「ルームス」は、国立代々木競技場第一体育館で2月17日から19日の3日間開催。天候に恵まれたこともあり、例年以上の来場者で混雑した。会場内はエリアごとに分かれ、近年は分野が多岐にわたっていることからファッションだけではなく様々な業界のバイヤーやプレスといったプロが来場。今回は飲食業界の経営者などが視察する姿もあった。アーティストが作品を描いていたり、職人が技を披露していたり、そしてカフェや軽食が充実していたりと、ライブ感や体感できる演出が特徴だ。
 世界的に関心が高まっている「エシカル」のエリアは、コスメからフードまで厳選された国内外のエシカルブランドが集結。徐々に拡大する「地場産」エリアについては、将来的に日本全国47都道府県の良いものが集まる場になることを視野に入れている。ビジネスの場としてはもちろん、あらゆるクリエイティビティが交差し、それらを国内外に発信していくという世界唯一の合同展示会を目指している。