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本の魅力に浸る!東京国際文芸フェス開催

2016年02月19日 00:02  オズモール

オズモール

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海外や国内の人気作家や翻訳家、編集者などが東京に集まって、さまざまなイベントで本の魅力を味わい尽くすイベントが、2013年から東京で開かれていることを、知っていた? 詩や小説など、文芸の好きな女子は、国内最大の文芸の祭典に参加してみよう。

「東京国際文芸フェスティバル2016」(主催:日本財団)は、2016年3月2日(水)から6日(日)の5日間を中心として、都内各所で開催される文芸祭。この前後の期間を含めて、国内外の作家によるトークセッションから朗読劇、ダンスパフォーマンス、映画上映など、約70のイベントが行われるそう。

特に注目は、3月2日(水)18時30分から六本木ヒルズ49階の「アカデミーヒルズ タワーホール」で行われる「オープニング」(要予約・無料・定員300名)。

「オバマ大統領の就任式での朗読をきっかけに、世界的なベストセラー作家となった詩人、エリザベス・アレグザンダーさんが登場します。日・米・韓の学生によるパフォーマンスもみどころですよ」と、広報担当の甲野さん。

オープニングは3部構成で、第2部は直木賞作家の角田光代さんとアメリカ在住の中国人女性作家イーユン・リーさんの対談、第3部はアメリカ文学をリードする若き鬼才セス・フリードと同じく直木賞作家・西加奈子さんらのトークを予定しているそう。世界でも注目の作家と日本が誇る2人の女性作家のセッションから、世界の文芸の「いま」を体感できそう。


中国からアメリカに渡り作家となったイーユン・リーさんは、3月3日(木)にも丸の内にある「丸ビルホール」で、作家・川上未映子さんとのトークイベントを予定しているそう。テーマは「小説のVoiceはどこまで届くか?―小説のVoice(文体・リズム)は海を越え、時を超えて」(要予約・無料・定員300名)で、国境を越えて共有される文芸や文化について語り合うそう。海外作品の好きな女子にとっては、興味深いトークかも。

「川上未映子さんの作品では2008年に芥川受賞作となった『乳と卵』、イーユン・リーさんなら映画化もされたベストセラー短編集『千年の祈り』などを読んでから参加されると、よいのでは」(同)



また、映画の上映もあり、例えば3月2日(水)19時からは、丸の内の「丸ビルホール」で映画『蜜のあわれ』特別試写会&トークショー(要予約・無料・定員300名)が行われる。これは、明治時代の詩人・小説家、室生犀星の幻想的な作品を映画化したもので、上映後に石井岳龍監督と主演の二階堂ふみさんが登壇して、原作に対する熱い思いを語るそう。

アクティブなステージを楽しみたいのなら、3月3日(木)19時から六本木の「国立新美術館・3階講堂」で開催されるパフォーマンス「bungei thru the lens - 身体(カラダ)、オンガク、美と写真 -」(要予約・無料・定員150名)がおすすめ。こちらでは、モダンからコンテンポラリーまで幅広く活動するダンサー・池上直子さんや、日本を代表する写真家・森山大道さんらが、それぞれの分野で文芸作品を立体的に表現する。


グルメな女子は、銀座の「ワインショップ・エノテカ銀座店 カフェ&バー エノテカ・ミレ」で、3月3日(木)の19時から開かれるイベントに注目を。「本の音 夜話」(要予約・参加費3240円、グラスワイン2杯+おつまみ付き)は、芥川賞作家の田中慎弥さんを招いて、ワインを飲みながら文学の話を楽しむ文学ワイン会。

また、3月5日(土)19時30分から、世田谷区の「SNOW SHOVELING(スノウショベリング)」で開かれる「村上主義者の晩餐会」(要予約・5000円・定員20名)も見逃せない。こちらは、村上春樹さんの小説にでてくるおいしそうな料理をコース仕立てで楽しむイベント。

作家の話を聞いて、映画化された作品を観て、ワインやグルメで文学を味わうフェスティバル。好きな文芸作品や作家、コンテンツを選んで、思い思いに文芸の世界を楽しんで。