DTMドイツツーリングカー選手権に参戦しているメルセデスベンツ/AMGは18日、シリーズに参戦する8人のドライバーと所属チームを発表した。ルノーF1チームでリザーブを務めるエステバン・オコンが初のフル参戦を果たすほか、チーム間でラインアップのシャッフルが行われている。
昨年、HWAから参戦していたパスカル・ウェーレインがシリーズ史上最年少でのチャンピオンを獲得したメルセデス陣営。今年は、新型AMG C63クーペをベースとした新たなAMG C63 DTMでシリーズに参戦。参戦台数は変わらず8台となり、主力チームのHWAから4台、ミュッケ・モータースポーツとARTグランプリからそれぞれ2台ずつの車両が投入される。
今季のドライバーに関しては、オコンの加入を始め、今年はマノーからF1に参戦するウェーレインを除く7名のドライバーが残留することが明かされており、今回は各ドライバーの所属チームが明らかになった。
まずHWAでは、ポール・ディ・レスタ、ロバート・ウィケンスのふたりが残留となり、昨年はともにミュッケから参戦していたマキシミリアン・ゴッツ、そしてダニエル・ジュンカデラのふたりが新たに加入した。
一方のミュッケには、ARTからルーカス・アウワーが、そしてHWAからクリスチャン・ビエトリスが移籍。そして昨年からメルセデス陣営でDTMに参戦しているARTでは、残留のゲイリー・パフェットのチームメイトに、オコンが収まることとなった。なおオコンは昨年、ARTからGP3シリーズに参戦し、タイトルを獲得している。
「来たるシーズンに向けて、新たな刺激を与えるべくドライバーの組み合わせを変えることを決めた」と話すのはメルセデスのDTMプログラムを率いるウルリッヒ・フリッツ。ドライバーの組み合わせについては、次のようにその意図を説明している。
「チームを決める際、DTMのベテランとイキのいい若手を組み合わせるようにしたんだ。一番の例はゲイリーとエステバンだと言えるが、ポールとマックス、そしてクリスチャンとルーカスも同様の組み合わせだ」