矢崎仁司監督の映画『無伴奏』から新たな場面写真が公開された。
3月26日から東京・新宿シネマカリテほか全国で公開される『無伴奏』は、小池真理子の半自伝的小説をもとにした作品。1969年の宮城・仙台を舞台に、時代に流されて学園紛争に関わっている女子高生・響子と、クラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」で出会った渉、祐之介、エマが織り成す恋愛模様を描く。渉に惹かれていく響子役を成海璃子、渉役を池松壮亮、祐之介役を斎藤工、祐之介の恋人・エマ役を遠藤新菜が演じる。
公開された場面写真では、響子とエマが笑い合っている様子や、響子が酒井波湖演じる親友のレイコ、仁村紗和演じるジュリーと共に全校集会でビラを撒く場面、エマが祐之介の後ろから腕を回してリンゴの皮を剥くシーン、松本若菜演じる勢津子の肩に渉がもたれかかる姿などが確認できる。
場面写真とあわせて酒井波湖と仁村紗和のコメントも公開。映画初出演を果たした酒井は矢崎監督について「一年前、矢崎さんとワークショップで出会ったとき、こんなにも自由になれる場所があるのかと感動しました。そこから、私の周りで、色んなことが動きはじめてました。こころから感謝してます」とコメント。
同じく映画初出演の仁村は、「尊敬する俳優の皆さんばかりでその背中を見ながら勉強させて頂きました。私はこの映画できっと一番元気な役で友人たちを引っ張って行かなきゃなのに、結局、裏では成海さんや皆さんに引っ張ってもらっていました。このような映画に関わることができて幸せだと思っています」と語っている。