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成海璃子が全校集会でアジビラを撒く姿も 矢崎仁司最新作『無伴奏』、新たな場面写真を公開

2016年02月18日 08:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2015 「無伴奏」製作委員会

 3月26日公開の成海璃子主演作『無伴奏』より、新たな場面写真が公開された。


参考:成海璃子主演『無伴奏』本ビジュアル公開 仙台に実在したバロック喫茶が背景に


 『無伴奏』は、直木賞受賞作家・小池真理子の半自叙伝的同名小説を原作に、『三月のライオン』『スイートリトルライズ』の矢崎仁司監督が映画化した恋愛映画。1969年、仙台の高校に通う高校生の響子が、バロック喫茶「無伴奏」で出会った大学生の渉に惹かれていく模様を描き出す。キャストには主人公の響子を演じる成海璃子のほか、池松壮亮、斎藤工、遠藤新菜、松本若菜、藤田朋子、光石研らが名を連ねる。


 新たに公開された場面写真では、ハットを被り男物のコートを羽織った響子と、遠藤扮するエマが微笑み合っているシーンや、池松扮する渉が、「無伴奏」で松本若菜扮する勢津子の肩に寄りかかっているシーンが捉えられている。また、全校集会で私服でアジビラを撒く響子とその親友レイコ、ジュリーの姿も。レイコ役を演じる酒井波湖とジュリー役を演じる仁村紗和は、それぞれ本作が初の映画出演となり、2人からはコメントも到着している。


【酒井波湖(レイコ役) コメント】
■完成した映画『無伴奏』を見た時の感想
自分がスクリーンに映るのが直視できませんでした。とにかくはずかしかったです。もうとにかく一生懸命やるしかない自分が、いて。なんとも言えない気持ちになりました。映画って色んな意味で、こわいなって。第一線で活躍されてる方は、本当にすごいということを改めて痛感しました。


■映画初出演が矢崎監督の映画だったことについて
すごい世界に出会ってしまったとおもいました。作品ができあがるまでのこの時間すべてが財産です。人について、映画について、こんなにも考えさせられた時間はありません。正直、頭でっかちになってしまった位です。笑。一年前、矢崎さんとワークショップで出会ったとき、こんなにも自由になれる場所があるのかと感動しました。そこから、私の周りで、色んなことが動きはじめてました。こころから感謝してます。


【仁村紗和(ジュリー役) コメント】
■完成した映画『無伴奏』を見た時の感想
客観的に見るのが難しかったですが、レイコやジュリーといる時の響子の場面と、4人と出会った後の響子の場面は、また雰囲気や色が違う気がしました。レイコやジュリーといる時のシーンは、映画の中でも息抜きというか、主人公が苦しい場面に直面して、葛藤する響子の印象が強いので、ホッとするという表現は合ってるのかわからないですが、そういった感じを感じて頂けたらいいなと思いました。苦しいだけど、愛してる、、言葉にできないような感情が生まれました。


■映画初出演が矢崎監督の映画だったことについて
オーディションを受けた時は、私はレイコになる! って決めていました。何故か分かりませんが、レイコは上手く演じれる気がする! と思っていました。マネジャーさんに役名を聞くとジュリーで正直びっくりしました。受かるとも思っていなかったのでのびっくりもありましたが、嬉しかったです。矢崎さんの演技指導は、受け身な印象でした。こちらが求めなければ矢崎さんの考えてるヒントはくれないですし、テストで一度見てもらう。私はこれだ、と思うけど矢崎さんも思ってくれてるのかなと不安になる時もありましたが、映画初出演で分からないことも多くすべてが勉強でしたので焦らずゆっくり自分で探っていけた気がしていて、ありがたかった部分はあります。そして、尊敬する俳優の皆さんばかりでその背中を見ながら勉強させて頂きました。私はこの映画できっと一番元気な役で友人たちを引っ張って行かなきゃなのに、結局、裏では成海さんや皆さんに引っ張ってもらっていました。このような映画に関わることができて幸せだと思っています。たくさんの人に劇場で見て頂きたいです。


(リアルサウンド編集部)