仏セドリック シャルリエ、コレクションスケジュールを再編

パリを拠点とする「セドリック シャルリエ（CÉDRIC CHARLIER）」が、コレクションスケジュールを再編することを発表した。プレコレクションとメインコレクションを統合し、ショーの開催時期をこれまでより2～3ヶ月早めて1月と6月に移行する。

仏セドリック シャルリエがショーを移行の画像を拡大

　「セドリック シャルリエ」はこれまで春夏と秋冬の年2回、3月上旬と9月末～10月頭に開催されているパリのファッションウィーク期間中にショーを行ってきた。これにプレスプリングとプレフォールを加え、合計で年4回のコレクションを制作してきたが、メインのみの年2回に統合する。ショーは1月と6月にニューヨークで開催し、バイヤー向けのセールスはミラノとパリで行う予定。これらの再編は、今年6月に発表する2017年春夏コレクションから実行する。
　今日のマーケットの現実と自身のクリエイションの過程から「再編は必然的なこと」とするデザイナーのセドリック シャルリエは、今後の方向性について「私のゴールは今日の女性の願望や要望を満たすのに相応しい製品を生み出すことです。急速で過剰な衣服の消費は我々のクリエイティビティとファッションへ抱く消費者の考えを妨げます。今回の移行は長らく飽和状態で意に満たないシステムから独立する最初のステップとなるでしょう」とコメントを発表している。