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国内ファッションPRのパイオニアWAGと外資ブルーカレント・ジャパンが提携 次世代PRサービス提供へ

2016年02月17日 16:52  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

 世界最大規模のメガ・エージェンシーグループであるオムニコムグループ傘下で戦略PR会社のブルーカレント・ジャパンが、国内のファッション業界におけるPRのパイオニアとして知られるワグと業務提携契約を締結したことを発表した。両社の強みを活かした次世代PRサービスを提供していくという。

WAGとブルーカレント・ジャパンが提携の画像を拡大

 今回の業務提携では、双方の既存クライアントに向けた共同サービスの提供、新規ビジネスの共同獲得、双方が有するネットワークの融合などを想定。ブルーカレント・ジャパンとワグの両社は、マーケティング戦略の立案からPR企画の実施、コンサルテーション機能まで有することになり、クライアントにこれらのサービスをワンストップで提供することが可能になる。既に、大手衣料メーカーへの共同提案や、外資系シューズブランドへの共同サービスなどを開始している。
 ブルーカレントは、P&G、花王、ユニリーバ、サントリー、トヨタなど、これまでに国内外の大手300社以上に、PRコンサルティングや実行支援を行ってきた。一方ワグは、ヴィヴィアン・ウエストウッドをはじめとするデザイナーズブランド、レペットやコスといった海外ブランドから、アメリカンイーグル アウトフィッターズのような大型カジュアルブランドなど幅広いブランドのPRを担っており、近年ではデジタルマーケティング施策も手がけている。
 ファッション業界では、従来からの商品PRやイベント施策だけでは消費者の興味を喚起することが難しくなってきており、社会性のあるテーマでニーズの喚起を促す"戦略PR"の発想が求められているいう。またアパレル以外の自動車や家電、食品などのブランドでは、ラグジュアリーな世界観など情緒的訴求の価値が上がっており、ファッション領域のPR知見の応用ニーズが向上。両社では、それぞれの強みを融合させることで、高い付加価値のPRサービスを実現できると判断し、業務提携に至ったという。