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F1最後の空席めぐる持参金争い、ついに決着か。 マノーがドライバー発表へ

2016年02月17日 08:01  AUTOSPORT web

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2015年ベルギーGP ウィル・スティーブンス(マノー)
マノー・レーシングがついに今季ドライバーラインナップを決定、パスカル・ウェーレインのチームメイトとしてリオ・ハリアントを選んだと報じられている。

 2016年F1ドライバーラインアップを確定していないのはマノーのみで、先週、2015年DTMチャンピオンでメルセデスF1チームのリザーブドライバーを務めたウェーレインとの契約を発表したものの、彼の僚友が誰になるのかはいまだ明らかにしていない。

 先週、ハリアントと彼を支援するインドネシア青年・スポーツ省の大臣は、マノーから求められている持ち込み資金の調達に動いており、チームから設定されている期限は今週であると発言した。Jakarta Postは、マノーはハリアントに1,500万ユーロを要求し300万ユーロを前払いするよう求めていると報じている。ハリアントは2015年にGP2で3勝を挙げランキング4位を獲得した23歳のドライバー。

 ハリアント以外の候補は昨年マノーで走ったウィル・スティーブンスとアレクサンダー・ロッシであると考えられていた。

 しかしTelegraphは16日、ハリアントが内定し、数日のうちに正式に発表される見込みであると報じた。昨年マノーに770万ユーロを持ち込んでいたスティーブンスは有力な候補ではあったが、今年チームが要求する額、ハリアントがもたらす額と同じレベルのスポンサーマネーを今年用意することができなかったようだ。

 Sky Sportsは、マノーのスポークスパーソンはこの報道について聞かれ「まだふたりめのドライバーを発表する段階にはない」とコメントするにとどまったと伝えている。

 F1プレシーズンテストは22日にスタート、マノーは新たにメルセデスパワーユニットを搭載するMRT05をこの日に初披露するものと考えられている。