トップへ

"楽なのに美胸"ブラをワコールが事業横断で提案 計80万枚販売へ

2016年02月16日 23:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

写真
ワコールが2月16日、国内向けの2016年春夏商品を発表会型式で披露した。キーワードは「新・解放」で、従来の快適性を意味する"楽なつけ心地"に、美しい胸元をメイクする造形性を両立。「ワコール」、「ウィング」、アンフィやウンナナクールなどの「直営店ブランド」の各事業部を横断して提案し、合計80万枚の販売を計画する。

「楽なのに美胸」ブラとは?の画像を拡大

 3事業部ブランドのうち、「ワコール」では"新しいワコール、はじまる"をキャッチコピーに、カラダに合わせてくれる新発想のブラとして「スハダ(SUHADA)」を展開。カップ内に埋め込まれた3D同化フレームが様々な体型にフィットすると共に、カップの新素材フィットウレタンがブラとバストに一体感を出す。カラーも従来のベージュに赤みを加え、アウターにより響きにくいように改良した。発売は3月を予定。
 「ウィング」では、クッション付きワイヤー構造でヌードのような解放感を備えた「まるでヌードブラ」(3月発売)と夏のブラストレスからの解放をコンセプトにデザインされた「ときはなつブラ」(4月発売)の2種を販売。いずれも、バストメイクやバックスタイルの美しいシルエットを解放感と両立させた。
 近年急速に展開を広げ、年間売上規模も小売ベースで200億円を突破した直営店ブランドでは、次世代ブラとして「ブラジェニック(BRAGENIC)」を提案。上胸をボリュームアップさせる「ダブルアップ構造」と、ワイヤーが入っていなくても谷間を叶える「ワイドシート構造」の2つの特許が"丸胸"をメイクする。アンフィではレースを施したモデル、ウンナナクールでは鮮やかなカラーリングのモデルを2月18日から発売していく。
 ワコールの2016年3月期の連結業績は、売上が2,050億円、営業利益が140億円で、同期を最終年度とする中期経営計画に到達する見通し。今年4月からスタートする新・中期経営計画を見据え、事業部横断型の説明会を今回初めて実施した。全体のMD構成を整理し、事業部間でデザインが重複しないように幅をもたせることが狙いだという。