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阪急うめだ本店ファッションフロアを大幅改装 価値観を重視したゾーニングに

2016年02月16日 21:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

新ヴィジュアル Image by: ELLEN VON UNWERTH
阪急うめだ本店が、3・4階の婦人服売場を3月2日にリニューアルオープンする。同店は、2012年11月のグランドオープン以降初となる大規模改装に取り組んでおり、今回はその第2弾。従来の年齢軸ではなく、ファッションに対する価値観や趣向性ごとに買い回ることを考えた売場に一新。自主編集売場を増設するなど、独自性を高めた"オンリーファッションストア"を目指す。

阪急うめだ本店のファッションフロア一新の画像を拡大

 阪急うめだ本店では、婦人ファッションフロアを2016年秋までに3段階に分けて大規模改装する計画。20代・30代女性の顧客化を図ると共に、店内新客の獲得と広域からの集客を目的に、店内を「一流本物」「上質洗練」「コンテンポラリー」「モード」「エントリー」といった"ワールド"で分類することで、顧客のニーズに合わせた売場を構築する。第一弾として、昨年11月には1・2階のハンドバッグ売場を刷新した。
 第2弾では3階を「モード」や「シスターズクローゼット」の"ワールド"で構成し、同店婦人ファッションの新たな顔となる「モード」のエリアでは、「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」や「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」、「コーチ1941」、「マリーエレーヌ ドゥ タイヤック(Marie- Hélène de Taillac)」などのブランドが新規出店するほか、新進デザイナーを紹介する既存の「D.EDIT」に加え、ストリート発のカジュアルミックススタイルを提案する自主編集売場「D-LAB」を新設。世界初出店のショップとして、マルニ(MARNI)のカフェ・グッズショップ「マルニ フラワーカフェ(MARNI FLOWER CAFÉ)」を導入する。手ごろな価格のトレンドファッションを揃える「シスターズクローゼット」では、韓国発の「スタイルナンダ(STYLENANDA)」やモデル瀬戸あゆみによる「エイミー インザ バッティー ガール(Aymmy in the batty girls)」等のファッションから、アメリカ最古のアポセカリーショップ「COビゲロウアポセカリー」などの化粧品まで展開する。
 4階は「コンテンポラリースタイル」をキーワードに、シーン別のコーディネートをブランドの垣根を越えて提案。エレガンステイストを軸にした自主編集売場「LOBBY for women」をはじめ、「ジョセフ・ザ・ストア」と「ランド オブ トゥモロー」の2つのセレクトショップを新設するほか、ドレスアップスタイルやオフィススタイルを独自で編集した売場を設ける。同時に婦人靴売場も再編し、婦人服との買い回りを促す。
 両フロアで展開されている「コトコトステージ」は、今後はコトの発信によりフォーカスを当てることで「プロモーションスペース」と区別。3階ではファッション、カルチャー、デジタルなどをテーマに「いま、本当に面白いと思うもの」をピックアップし、4階では旬、ライフシーンをテーマに「コンテンポラリーファッションのコーディネート価値」を訴求する。今回のリニューアルに合わせ、新たなイメージを発信すべく、世界的フォトグラファーELLEN VON UNWERTHをカメラマンに新たなヴィジュアルを製作した。
 なお、秋には最終段階として5・6階のリニューアルを予定している。
■自主編集売場 主な取扱いブランド【D.EDIT(3階)】アズディンアライア、ステラジーン、J.W.アンダーソン、トムブラウンニューヨーク、ロシャス(NEW)、シモーネ ロシャ(NEW)、ピーターピロット(NEW)、パラスパリ(NEW)、ミラ ミカティ(NEW)、シャルルアナスタス...など【D-LAB(3階)】クリスチャン ダダ(NEW)、ロキソー(NEW)、ファド スリー(NEW)、ノナゴン(NEW)、ニコパンダ(NEW)、ルールロジェット(NEW)、ミューラル(NEW)、セルフ ポートレイト(NEW)、ロギーケイ(NEW)、オジュールルジュール(NEW)、ミルク(NEW)、ミヤオ(NEW)...など【LOBBY for women(4階)】アラタ、マディソンブルー、ラウラ、プチバトー、スリードッツ、セントジェームス...など(バッグ、シューズ)クロエ、マルニ…など(コスメ)ジョンマスター オーガニック、ローズエマリウス(NEW)、サベマッソ(NEW)、イソップ...など