メルセデス、フェラーリなど数チームがF1合同テストスタートを前に2016年型マシンのシェイクダウンを行う予定であることが明らかになった。
メルセデスとメルセデスのパワーユニットを積むウイリアムズは、今週金曜、新車のシェイクダウンを行うと、フィンランドの放送局MTVが伝えた。
この2チームは19日を規則で許されているプロモーション目的の走行日として使い、シルバーストンでシェイクダウンを行うということだ。
各チームは1年に2日間に限りプロモーション目的で現行マシンを走らせることが許されている。1日に走行できる距離は100km未満で、パフォーマンス向上のために走行を利用できないよう専用のピレリタイヤを装着しなければならない。
一方、19日に新車発表を行うフェラーリは、合同テスト初日の前日である21日に同テストの舞台スペイン バルセロナでシェイクダウンを行うと伝えられている。今年のプレシーズンテストは2月22日から25日、3月1日から4日の2回計8日間で、すべてバルセロナで開催される。
スペインのAS紙は、マクラーレン・ホンダは最初は21日にバルセロナで新車のお披露目を行うことを考えていたが、この日はすでにフェラーリがサーキットを借り切っていたため、それが不可能だったということだ。そのため、マクラーレンは同日、オンラインで新車発表を行うことに決めたと同紙は報じている。
一部メディアはフェラーリとの技術提携の下でF1デビューを果たす新ハースF1チームも21日にフェラーリと共に走行を行う可能性があると伝えている。
大部分のチームが22日に新車のコースデビューを果たす見込みだが、ザウバーは2回目の合同テスト初日(3月1日)に2016年型マシンの初走行を行う予定だ。
なお17日にはレッドブルが新車のカラーリングのみを披露する予定となっている。