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F1残り1席の争奪戦:インドネシア政府、資金調達急ぐ

2016年02月15日 16:30  AUTOSPORT web

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2015年GP2バーレーン リオ・ハリアント
マノー・レーシングのレースドライバー候補、リオ・ハリアントは、同チームのシートを確保するために今も資金調達のため動いていると認めた。ハリアントによると、マノーは保証金の支払い期限を1週間延期したということだ。

 マノーは先週、2015年にDTMでタイトルを獲得しメルセデスF1チームのリザーブドライバーも務めたパスカル・ウェーレインとのレースドライバー契約を発表、これで2016年F1の空きシートはウェーレインのチームメイトとしての1席のみとなった。

 ハリアントの母国インドネシアは彼のF1参戦をサポートしようとしているが、マノーが要求する額をまだ用意できずにいると伝えられている。マノーは1,500万ユーロを要求し300万ユーロを前払いするよう求めていると、Jakarta Postは報じた。

 同紙によると、先週木曜、マノーチームの首脳がジャカルタを訪れ、ハリアントを支援する青年・スポーツ省の大臣と会合を行ったという。マノーは支払期限を1週間延ばし、ハリアントが資金を用意するのを待つことを決めたようだ。

「マノーは今も僕が加入することを望んでいる」とハリアントが会合の後、記者会見で語ったとJakarta Postが伝えた。
「実際には(支払い)期限は過ぎたのだが、(マノーは)1週間の猶予を与えてくれた」

 インドネシア国有の石油会社プルタミナは約500万ユーロ、インドネシア青年・スポーツ省は1,000億ルピア(700万ユーロ)をハリアントのために出すことを決めているといわれている。青年・スポーツ省大臣は、不足分を埋めるためにさらなる支援者を探していると発言した。

 ハリアントは2015年にGP2で3勝を挙げランキング4位を獲得した。マノーの他の候補としては昨年同チームからレースに出場したアレクサンダー・ロッシとウィル・スティーブンスが有力であると考えられている。