蜷川幸雄演出の舞台『尺には尺を』が、5月25日から埼玉・彩の国さいたま芸術劇場で上演される。
同公演は、蜷川の演出・監修のもとでシェイクスピア戯曲全37作品の上演を目指す「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の第32弾。ウィーンを舞台に、国外に出かけた公爵から領地での全権を委任され、街を厳しく取り締まるようになったアンジェロと、アンジェロが死刑を宣告した男の妹・イザベラ、権力が人をどう変えるのかを観察したいという思いから、修道士に扮して国内に留まった公爵が織り成す物語が描かれる。
出演者にはアンジェロ役を演じる藤木直人をはじめ、アンジェロが恋する女性イザベラ役の多部未華子、公爵役の辻萬長らが名を連ねている。なお同公演は、埼玉公演を皮切りに、北九州、大阪でも上演される予定だ。北九州公演、大阪公演の詳細はオフィシャルサイトの続報を待とう。埼玉公演のチケットの一般発売は3月19日からスタートする。