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ARTグランプリ首脳「松下は王座を争う全ての要素を持っている」

2016年02月12日 21:01  AUTOSPORT web

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今年も引き続きARTグランプリからGP2シリーズに参戦することになった松下信治
12日に発表されたホンダの2016年モータースポーツ参戦計画の中で、それぞれGP2/GP3に参戦することが発表された松下信治と福住仁嶺。ふたりが今季への意気込みをコメントするとともに、参戦チームとなるARTグランプリのチームマネージャーもふたりへの期待感を語っている。

 昨年からGP2を戦っている松下は引き続きARTからGP2に参戦。昨年は全日本F3選手権に参戦していた福住も同じくARTから、こちらはGP3に参戦することになった。

 松下は、昨年のGP2でシリーズ3位を獲得しているセルゲイ・シロトキンをチームメイトに迎えて2年目のシーズンを戦うことになる。カーナンバー1をつけて迎える今季に向けては、次のようにコメントした。

「世界トップクラスのドライバーを目指すHFDP(ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)の一員として、GP2での2シーズン目はドライバー/チームタイトルを勝ち取れるようにベストを尽くします」

 また、ARTのチームマネージャーを務めるセバスチャン・フィリップは、松下について次のように期待感を示した。

「2015年、彼は素晴らしい1年を送った。ヨーロッパや選手権、チームやマシンを知らないにも関わらず、1勝を挙げ、複数回の表彰台を獲得し、1年間で大きな成長を遂げたんだ」とフィリップ。

「ドライバー、そして個人のレベルとして、彼が2016年のタイトルを争うために必要なすべて要素を持っていることに疑いはないよ」

 また、GP3に参戦する福住は「今年は僕にとって新たな環境で学ぶことも多いチャレンジングな一年になると思いますが、すべてのレースで可能な限り最高の結果を得られるようにできる限りを尽くします」と初挑戦に向けて意気込んだ。

 なお福住は、12月にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われたGP3合同テストにARTから参加している。チームマネージャーのフィリップは、その際の印象も踏まえながら福住の今季を展望した。

「ヤス・マリーナでのテストで、彼は非常に興味深いポテンシャルを見せてくれた」とフィリップ。

「ゼロからすべてを学ばなくてはならないが、ARTグランプリは彼にベストな環境を与えられる知見があると確信しているし、ニレイは数レース後には適応して表彰台を争うことになると期待しているよ」