映画『恋とオンチの方程式』が、2月20日から東京・新宿バルト9、大阪・梅田ブルク7、福岡・T・ジョイ博多で上映される。
『踊る大捜査線』シリーズ、『幕が上がる』などで知られる本広克行がプロデューサーを務める同作は、全編を本広の出身地である香川で撮影した作品。音響機器メーカーの御曹司・栗田拓人に恋した音痴なバスガイド・山吹みどりが、拓人の母が求める嫁の条件が「歌って、踊れて、拍手される」ことだと知り、音痴を克服して幸せを掴みとろうとする姿を描く。なお同作は昨年の香川先行上映における好評を受けて、今回の全国公開に至った。
香川の「ほととぎすバス」に務める主人公・みどりを演じるのは夏菜。みどりに音楽の指導をする幼なじみ役を平岡祐太、拓人役を黄川田将也が演じるほか、リストラの危機に立ち向かうために、みどりと「さぬきバスガイドシスターズ」を結成する同僚役に吉田羊、大塚千弘、藤真美穂がキャスティングされている。監督を務めるのは、篠原ともえの主演映画『猫と電車-ねことでんしゃ-』を手掛けた香西志帆。香西は香川の銀行で働きながら、週末や有給休暇を利用して映画制作を行なっているという。