舞台『家族の基礎~大道寺家の人々~』が、9月に東京・渋谷のシアターコクーン、10月に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演される。
東京の郊外にある劇場「大道寺シアター」を舞台にした同作は、一家離散に追い込まれた風変わりな一家・大道寺家の父親が、家族の絆を取り戻そうと奮闘する様を描くコメディー群像劇。主演を松重豊と鈴木京香が務める。作・演出は、劇団ペンギンプルペイルパイルズの主宰を務め、コント番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』なども手掛ける倉持裕が担当する。
チケット情報などの詳細は後日発表される。また、愛知、静岡公演も予定されている。
■倉持裕のコメント
だいたいどこの家族も何かしら独特なところがあるものだが、そうは言っても、よそとそう大きくは違わないだろうと思っている。この物語の主人公である大道寺家もそうで、彼らの周りでは次から次へと凄いペースで大事件が起こるにもかかわらず(一つ一つの事件に右往左往はするものの)その頻度については特に不思議がることもなく受け入れている。隣も似たようなもんだろう、というわけだ。そのように、自分たちがいかに特殊な人生を送ってきたか、相当長い間気づかなかった家族について書こうと思う。