ロータスのジュニアドライバーを務めたマルコ・ソレンセンが、同チームの開発ドライバー、カルメン・ホルダはシミュレーターで自分より12秒も遅かったと発言、ホルダがこれに反論した。
デンマーク出身25歳のソレンセンは、フォーミュラ・ルノー3.5を経て2014年、2015年とGP2シリーズに参戦した。8日、デンマークのEkstra Bladet紙は、ソレンセンがホルダは自分より圧倒的に遅いにもかかわらずチームから優遇されていたとして不満を示したと報じた。
「彼女はシミュレーターで僕より12秒遅かった。なのに褒美はすべて彼女が持っていった」とソレンセン。
「この2年、僕は少なくとも60日はシミュレーターで過ごした。マクラーレンでケビン(・マグヌッセン)が乗ったのとほぼ同じだ」
「不当な扱いを受けている気がしたし、もうたくさんだと思った。それでやめることにした」
昨年に続きロータスの後身ルノーに残留するホルダは、このソレンセンの発言を否定した。
「12秒速いですって? 半日は笑いが止まらなかったわよ」と彼女はTwitterで発言、スペインのAS紙はさらに詳しい彼女のコメントを伝えた。
「本当言って、彼が誰なのか知らないの。エンストンで会ったことは一度もなかった。去年、彼はチームのメンバーじゃなかった」とホルダ。
「去年シミュレーターで私はロマン・グロージャンから1秒遅いか、それ以下の差だった。誰かがロマンより11秒速いと言うなら、すべてのF1チームが注目しているはずよ」
ホルダは2012年から2014年にGP3に参戦、2015年にロータスF1チームの開発ドライバーの座に就いた。
3日に行われたルノーの発表会に出席したホルダは、2016年も同チームの開発ドライバーを務めるとSky Sportsに対して認めている。