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ホンダのドライバー育成プロジェクトは松下がGP2継続、福住がGP3に参戦

2016年02月12日 15:21  AUTOSPORT web

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ARTグランプリに残留、2年目のGP2に挑む松下信治(写真は2015年)
12日に東京・青山でホンダが今期モータースポーツ活動計画を発表。松下信治が2015年に引き続いてF1直下に位置づけられているGP2へ参戦、さらに福住仁嶺がGP3にルーキーとして参戦することが発表された。

 松下は昨年も所属していたARTグランプリに残留。昨年のチームメイトでGP2チャンピオンに輝いたストフェル・バンドーンに続き、2年目の王座を目指す。福住も同じくARTグランプリからGP3への参戦が決定。福住は昨年12月にアブダビで行われた合同テストに同チームから参加しており、本日が正式発表となった。

 松下と福住は、若手ドライバーの発掘・育成を目的とした「ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」の一環としてGP2およびGP3シリーズを戦うことになる。また、ふたりの活動はマクラーレン・レーシングと協調したプロジェクトとして、「世界で活躍できる日本人ドライバーの育成」が目的となっている。

 松下は埼玉県出身の22歳。2015年にGP2へ挑み、初年度はドライバーズランキング9位。今季は昨年GP2ランキング3位のセルゲイ・シロトキンがチームメイトとなる。松下はカーナンバー「1」をつけ、2年目のARTでエース級の活躍が求められる。

 福住は徳島県出身、現在19歳。2015年の全日本F3選手権ではシリーズ4位の成績を残した。ARTは今季GP3に4台体制での参戦を予定しているが、チームメイトは未発表。福住はカーナンバー「2」のマシンを駆る予定だ。