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ホンダ、スーパーGT500クラスの参戦体制発表。ハイブリッドシステムは非搭載に

2016年02月12日 14:41  AUTOSPORT web

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ホンダがスーパーGT500クラスに投入するホンダNSXコンセプトGT
ホンダは12日、東京・青山で2016年の国内モータースポーツ活動発表会を開催し、スーパーGT500クラスへの参戦体制を明らかにした。今季も5台のNSXコンセプト-GTを投入するが、これまで搭載されてきたハイブリッドシステムは非搭載となる。また、ホンダのエース格である小暮卓史がチームを移籍している。

 2014年シーズンからNSXコンセプト-GTを投入しているホンダ陣営。昨年は第6戦SUGOでRAYBRIG NSX CONCEPT-GTが優勝し、最終戦までチャンピオンの座をかけて争ったものの、王座獲得はならなかった。今シーズンも5台のNSXコンセプト-GTを投入し王座獲得を目指していくが、マシンのパワートレインと2チームのドライバーに変更が加えられている。

 ホンダはNSXコンセプト-GTを初投入した14年シーズンから、マシンにハイブリッドシステムを搭載していたが、今季はパワートレインコンセプトの見直しを実施。その結果、今季はハイブリッドシステムを下ろし、2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンのみの非ハイブリットマシンとして戦うこととなった。

 ドライバーラインアップでは、昨シーズン、道上龍監督率いるDrago Modulo Honda Racingの一員として戦った小暮と、KEIHIN REAL RACINGの武藤英紀が入れ替わる形で移籍。小暮は塚越広大と、武藤はオリバー・ターベイとコンビを組むこととなった。

 そのほかのAUTOBACS RACING TEAM AGURIとNAKAJIMA RACING、TEAM KUNIMITSUの3台にはラインアップ変更はなく、不動のコンビネーションで上位進出、そして王座獲得を目指すこととなる。

 ホンダの松本雅彦GTプロジェクトリーダーはハイブリッドシステム非搭載を選択した理由について「昨年、バッテリーサプライヤーから供給が難しいとの連絡がありました。バッテリーを自ら開発するという選択肢も検討したが、期間や費用などの面から断念しました」と語っている。